日本の「社会科見学」とノーベル賞 日中で異なる教育の方向性=中国メディア

日本の「社会科見学」とノーベル賞 日中で異なる教育の方向性=中国メディア

近年は毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出している日本に、中国は羨望のまなざしを向けているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 2018年、本庶佑氏が医学生理学賞を受賞し、日本のノーベル賞受賞者は24人、外国籍を含めれば27人となった。近年は毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出している日本に、中国は羨望のまなざしを向けているようだ。中国メディアの捜狐は23日、「なぜ日本は毎年ノーベル賞を受賞しているのか」と題する記事を掲載した。「科学技術の教育」に違いがあると紹介している。

 記事は、「ノーベル賞は世界で認められた最高の賞で、国の科学研究のレベルと発言権、競争力を直接表す」とその意義を強調。その点、ノーベル賞受賞者を多く輩出している日本は、それだけ世界的に科学技術の進歩した国だと指摘した。

 日本は2000年以降、「平均すると1年に1人のノーベル賞受賞者を輩出」しているが、なぜこれほど多くの受賞者を出せるのだろうか。記事は、「主な理由の1つが教育」にあると指摘。本庶氏は「子ども時代の好奇心」の重要性や、「教科書を安易に信じない姿勢」、「自分の目で見て自分の頭で考える過程の重要さ」などを説いたと紹介し、感心している。中国の教育では考えられないことばかりである。

 記事はさらに、日本がいかに教育を重視しているかは、「社会科見学」にも表れていると分析。日本の学校には、地元の企業を見学するという授業があるとし、その一例として記事は、トヨタが工場を見学のために開放していて、子どもたちは楽しみながらトヨタ生産方式などを学んでいることや、全日空では働く様子を近距離で見学させていると紹介。最後には記念品も用意するほどで、社会全体が子どもの教育に熱心なことに感心している。

 記事は最後に、日本は「こんなに近いのに神秘的で知らない国」だったと伝え、「匠の精神を子どもの生活に浸透させている」と称賛している。中国も最近の親は教育熱心ではあるが、やはり教育の方向性が異なっており、どうしても詰め込み式の教育に偏ってしまっているといえるだろう。今年も日本からノーベル賞受賞者が出るかはまだ分からないが、やはり期待できるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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