確固たる競争力で販売を伸ばす日系車、中国車のシェア奪われると警戒感

確固たる競争力で販売を伸ばす日系車、中国車のシェア奪われると警戒感

中国メディアは、中国自動車市場では販売台数が6月までに12カ月連続でマイナス成長となっていることを指摘し、厳しい環境のなかで生き残ることができるのは確かな競争力を持ったメーカーだけだと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国の自動車市場の減速が鮮明となり、販売台数を減らすメーカーが増えるなか、好調を維持し続けている日系メーカーに関心が集まっている。中国メディアの今日頭条は29日、中国市場における日系車の好調ぶりは中国人の想像を超えていると伝えつつ、このままでは中国車メーカーが確保しているシェアまで日系車に奪われてしまいかねないと警戒感を示す記事を掲載した。

 記事は、中国自動車市場では販売台数が6月までに12カ月連続でマイナス成長となっていることを指摘し、消費者の需要が減退していると強調、厳しい環境のなかで生き残ることができるのは確かな競争力を持ったメーカーだけだが、日系車はまさに確固たる競争力で販売を伸ばしていると指摘した。

 続けて、日系車は手頃な価格とずば抜けた品質というイメージを確立しており、中国車は到底、日系車に太刀打ちできないのが現状だが、特に日系メーカーは近年、中国市場に最適化した車の投入を加速していると指摘し、その速度は中国人の想像を超えると指摘した。

 かつて中国では日系車は外観が「保守的すぎて、格好良くない」、「品質は良いが、インテリアがチープ」というイメージがあったようだが、近年はよりスポーティーで若者向けのデザインの車を投入したり、高級感があるインテリアを採用するなど、「中国人消費者の認識を覆し始めている」と強調。つまり、日系メーカーは中国人消費者から見た「短所」を改善しており、これが中国における販売台数の伸びにつながっている可能性が高いと指摘した。

 また記事は、中国の自動車市場はパイこそ大きいが、それだけ競争も激しい市場であるとし、過去数年にわたってシェアを拡大し続けてきた日系車はフランス車や韓国車から市場を奪ってきたと指摘。中国車もシェアは拡大してきたが、それはブランドが増えたためだと紹介、圧倒的な強みを持つ日系車の攻勢の前に中国車は抵抗する術を持っていないと伝え、減速する中国自動車市場において日系車は今後、中国車のシェアを侵食していく可能性があると警戒感を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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