日韓関係の悪化による「最大の勝ち組は中国」なのか=中国メディア

日韓関係の悪化による「最大の勝ち組は中国」なのか=中国メディア

中国メディアは、日韓関係の悪化で本当に中国が勝ち組となるのか論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 韓国による軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定を受け、米国のポンペオ国務長官は「失望している」と述べた。これには日韓関係の悪化で「最大の勝ち組は中国」という見方とも関係しているのかもしれない。中国メディアの今日頭条は24日、本当に中国が勝ち組となるのか論じる記事を掲載した。

 記事は、GSOMIAの破棄について「日本よりも米国が激怒している」と紹介。ポンペオ国務長官の「失望」という表現がそれをよく表しており、米メディアも「米国の北東アジアでの存在感の低下を示す新たな事例」と報じていると伝えた。

 では、GSOMIAの破棄は中国にどのような利益をもたらすのだろうか。記事は、韓国外交顧問の話として、「インド太平洋戦略は中国の強烈な反発を招く恐れがあるため、深く参加することをためらう意見もある」と紹介。GSOMIAの破棄で韓国が中国の意向に沿って行動しているとの見方があるようだ。

 また、2018年の輸出額を見ても、韓国の中国への輸出額は全体の27%ほどを占めていたとし、中国への依存度の高さから「安全保障問題で中国に対して強く出ることができない」と分析。かつて迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を決定した際には中国が強く反発して「経済報復」を受けたと指摘した。

 しかし記事は、今回のGSOMIA破棄で日韓関係の修復はより難しくなったため、中国が目指す「日中韓自由貿易協定」の締結が困難になったと分析。日韓関係の悪化は中国にも不利益な面があるものの、得をすることの方が多いと結んだ。韓国は中国の顔色をうかがい、米国よりも中国側に付くつもりなのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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