中国の習い事事情、学校外教育にかかる費用は家計収入の10%超=中国メディア

中国の習い事事情、学校外教育にかかる費用は家計収入の10%超=中国メディア

中国メディアによると、中国で児童の学校外教育活動にかける費用は、一年間に平均9,211元(約137,000円)で、これは家庭の総収入の12.84%を占めるという。(イメージ写真提供:123RF)

 去る8月20日、中国児童中心和社会科学文献出版社より『中国児童発展報告(2019)――校外生活状況』という報告書が出された。この報告では中国の児童の約60%が学校外の教育活動に参加している実態等が示されており、これを受け短文投稿サイト微博(ウェイボ)上では多数の父兄が子供の学校外教育費用が嵩んでいることを愚痴るなど、関連の投稿数は1.9万に達し、閲覧数は2,400万を超えるに至っている。

 中国メディアの中国青年報によれば、同報告書は、学校外教育活動に参加する児童は全体の60.4%で、平均参加時間は平日5日間が3.4時間、週末2日間で3.2時間だったとした。一年間にかかる費用は平均9,211元(約137,000円)で、これは家庭の総収入の12.84%を占め、子供を学校外教育活動に参加させている家庭に限ると家庭総収入の2割以上を支出する家庭は全体の16.79%を占めた。

 また、学校外教育活動に参加する児童のうち平日に学習活動に参加する児童の比率は66.5%で、芸術58.2%、スポーツ53.9%、科学技術35.7%と続いた。週末についても同じような傾向が見られたが、夏季休暇に限ると、学習活動が平均15時間と最も多いものの、それに次ぐのは12時間のスポーツで、芸術、科学技術は、それぞれ10時間、6時間だった。

 ベネッセ教育総合研究所が2017年に日本全国の幼児〜高校生の子供を持つ母親に対して行なった調査によると、学校外教育活動費用は月額平均14,500円(年間174,000円)で、中国の年額平均9,211元と比べると金額の単純比較で日本が30%近く上回っている。しかし、この調査の対象者の世帯年収は620.9万円なので、うち学校外教育活動費用が占める割合は3%足らずであり、中国の12.84%と比べるとずいぶんと低い。

 また、この調査によれば、日本では塾などの学習活動の参加率は41.0%にとどまり、スポーツは53.5%、芸術は26.9%と、スポーツが最も多い結果だった。中国は学習活動が66.5%とトップを占め、スポーツは芸術を下回ったことと対照的だ。

 これらの数字を考え合わせると、中国のほうが日本よりも学習関連の教育にずいぶんと熱心ということができそうだ。(編集担当:猶木縁一郎)(イメージ写真提供:123RF)

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