「和」をイメージする日本・・・職場の人間関係に「変化」が起きている?=中国メディア

「和」をイメージする日本・・・職場の人間関係に「変化」が起きている?=中国メディア

中国メディアは、日本では近年職場における人間関係が希薄化しつつあるとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 良好な人間関係を構築するには、相手とのコミュニケーションを重ねることが不可欠だ。特に職場でチームとして高いパフォーマンスを発揮するためには、メンバーどうしの意志疎通がどれほどできているかが重要になる。中国メディア・東方網は5日、日本では近年職場における人間関係が希薄化しつつあるとする記事を掲載した。

 記事は、世界において日本はしばしば礼儀を重んじる国と評され、「和」という言葉で形容されることがあると紹介したうえで、国際比較調査グループISSPが2015年に実施したある調査では「自分の職場では同僚との関係が良好だ」と答えた日本人の割合が調査対象の37カ国で最低の69.9%という結果が出たことを伝えた。

 一方で、05年時点の調査では8割以上の人が「人間関係は良好」と回答しており、この10年間で急速に数字が減少したと説明。その理由について、専門家からは女性従業員の増加、転職の増加、非正規社員の増加など職場構成の複雑化があるとの分析が出ているとした。

 また、同僚間の交流では日常の仕事に加え、仕事以外での「雑談」も大事な要素であるとしたうえで、日本ではもともと喫煙や飲み会の場がコミュニケーションの機会となっていたが、時代の流れに伴う社会環境の変化により、その機会が減少したと解説している。

 記事は、職場の多様化という点では日本よりも複雑な国はたくさんあり、いずれもすでに多様化への適応を済ませているとし、日本はこの点で世界においてやや遅れているのだと伝えた。

 もし、喫煙所での雑談や、飲み会での話が日本の職場の人間関係を保つ「潤滑剤」として大きな役割を果たしていたとしたら、これらの手段が使えなくなりつつある現在は別の「潤滑剤」を探し出す必要があるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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