副業は当たり前? 趣味を生かして収入に結び付ける若者たち=中国メディア

副業は当たり前? 趣味を生かして収入に結び付ける若者たち=中国メディア

中国メディア、中国において若者が実際にどんな副業をしているのかを調査し、その「両生類」の若者たちの実態に迫った。(イメージ写真提供:123RF)

 最近中国では「両生類」との言葉が流行っている。これはつまり「副業を持つ若者」のこと。中国の大都市では年々生活費が高騰、本業の固定給だけでは生活が難しく、多くの若者が副業をせざるを得ない状況になっている。ある調査でも、こうした「両生類」の若者たちが8000万人を超えると推計されている。中国と日本とでは、副業に対してどのような考え方の違いがあるのだろうか。中国メディア中国城市報は、若者が実際にどんな副業をしているのかを調査し、その「両生類」の若者たちの実態に迫った。

 では、「両生類」たちの副業や収入について何人かご紹介していきたい。

崔さん
本業:社員教育関連マーケティング業経営
副業:バスケットボールシューズ販売
コメント:本業を立ち上げたが、収益化が難しく趣味のバスケを副業にできないかと考え、仲間と事業を始めた。現在では週に100〜200足売れている。現在副業だけで月6万〜7万円稼いでいる。これは本業の約半分くらいの収入になる。

王さん
本業:テレビ局ディレクター
副業:動画サイトのコンテンツ作成・管理
コメント:元々アニメが好きで、大学時代からアニメ雑誌の編集などをいていた。仕事を始めてからも、何かできないかと考えていた時、動画のコンテンツを自分で作成しアップロードできないかと思いついた。今は、動画の再生回数も1000万回、ブログの閲覧数も63万を超えている。今は動画関連の収入だけで平均4万円ほどの収入があり、多い時には15万円ほどになる。

剛さん
本業:公務員
副業:心理カウンセラー
コメント:心理学関連の本を読むのが好きで、就職後も自分で心理学のクラスを受講して勉強を続けていた。そののち、心理学やカウンセリング関連のブログを立ち上げ、そのブログが人気になり、やがて有料のサービスを始めることを思いついた。副業収入としてはそれほどではないが、何よりもこの副業からくる達成感が大きく、人助けができていることに満足を感じている。

 このように副業と言っても、ただ日銭を得るだけでなく、趣味を上手に活かして収入に結び付けているのが印象的だ。これまでは副業と言うと「内職」とか「腰掛仕事」というイメージだった。しかし、この「両生類」と言う言葉からも分かるように、どちらが本職かがいくらかあいまいなのが「両生類」の特徴ともいえる。

 ネットのコメントでも「好きなことをしてお金を稼げるならこんなに素晴らしいことはない」「みんな副業をしているので、自分も副業をしていないと時代に取り残されていると感じる」とのコメントも見られた。

 以前と違い、インターネット上のコンテンツやサービスを収益化することが容易になっている。趣味を活かして仕事をする「両生類」たちの姿は、既存の概念に縛られない、自由なワークスタイルを追求する日本の「ノマドワーカー」とも相通じるところがある。とはいえ、フリーで趣味の仕事を追いかけるほどリスクを冒したくない、という「両生類」たちの本音ものぞいているように見える。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

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