せっかく日本の甘柿を取り入れたのに、目先の利益に駆られ未熟なまま売る中国の農家=中国メディア

せっかく日本の甘柿を取り入れたのに、目先の利益に駆られ未熟なまま売る中国の農家=中国メディア

中国メディアは、せっかく日本から優良品種の甘柿を導入しながら、目先の利益のために熟す前に収穫してしまい、自ら評判を落とす中国の農家が少なくないとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日中と朝晩の気温差が大きくなり、ますます秋らしくなりつつある。秋と言えば味覚の秋であり、秋の味覚を代表する果物の1つが柿だ。中国メディア・東方網は21日、せっかく日本から優良品種の甘柿を導入しながら、目先の利益のために熟す前に収穫してしまい、自ら評判を落とす中国の農家が少なくないとする記事を掲載した。

 記事は「秋は収穫の季節であり、柿の成熟する時期でもある。あまい柿の実がまるで小さな提灯の如く枝にぶら下がっている様子には思わずうっとりする」とした。中国でも、柿は秋の収穫のシンボルのようである。

 そして、昨今では日本から優れた食感と甘さを持つ柿の品種が数多く導入されており、消費者からとても喜ばれていると紹介。また、収穫後に渋を抜く手間がかかる伝統的な渋柿とは異なり、日本の甘柿は枝で成熟中に自然と渋が抜けるうえ、実がしっかりしていることから運搬にも保存にも適しており、農家も積極的に日本の品種を栽培していると伝えた。

 その一方で、これらの柿は需要が供給を大きく上回っている状況であり、多くの農家が「よりたくさんの柿を値段の高い時期に売り、多くの市場シェアを獲得しようとして、まだ成熟していない甘柿を前倒しで収穫して販売しているのだ」と指摘した。

 記事は、未成熟の柿は当然ながら食感や甘さに影響し、これを食べた消費者が「この味はまずい」と誤解することになると説明。自身だけでなく、業界全体の評判を落とすような行為だと評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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