日本人がノーベル賞を受賞できる理由、「妄想に思われた目標は現実味を帯びて・・・」=中国

日本人がノーベル賞を受賞できる理由、「妄想に思われた目標は現実味を帯びて・・・」=中国

中国メディアは、日本人ノーベル賞受賞者の数がアジア随一である理由を考察する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本のノーベル賞受賞者の数は非欧米圏の国としてはトップとなっているが、なぜ日本からは多くのノーベル賞受賞者が輩出されるのだろうか。中国メディアの今日頭条は22日、日本人ノーベル賞受賞者の数がアジア随一である理由を考察する記事を掲載した。

 記事は、日本政府が2001年に「今後50年間にノーベル賞受賞者30人程度」の輩出を目指すとした際、多くのメディアが「非現実的な目標」として受け止めたと紹介。なぜなら当時の日本はすでに経済が低迷し始めていたからだと指摘する一方、2018年までに日本人のノーベル賞受賞者はすでに目標の半分以上に達し、日本が01年に掲げた「目標は妄想ではない」ことを証明したと主張した。

 続けて、日本は「非現実的に見えた目標をどうやって現実のものにしつつあるのか」と問いかけ、岐阜県にある観測装置「カミオカンデ」および「スーパーカミオカンデ」を紹介。この装置は素粒子の1つであるニュートリノを観測するための装置であり、「どれだけのリターンが見込めるか分からない、研究を目的として建設された装置」であったと紹介する一方で、この装置によってニュートリノの観測やニュートリノに質量があることが分かり、小柴昌俊氏および梶田隆章氏のノーベル賞受賞につながったと指摘した。

 記事は、ノーベル賞につながる研究というものは「一朝一夕で結果が出るものではない」と指摘し、最近の日本人受賞者のなかにも1980年代から90年代にかけて行われた研究と、その背後にある投資の成果としてノーベル賞を勝ち取った人は少なくないと指摘した。

 続けて、現在の中国はまだノーベル賞を思うように獲得できていないと指摘する一方で、「ノーベル賞の受賞には投資という形でのお金が必要なのは間違いなく、科学技術分野への投資が増加し続けている中国はあと10年もすれば一定の成果が挙げられるはずだ」と主張し、中国は焦らずに投資を続けていくべきだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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