そうだったのか! 中国で生まれた盆栽が日本で芸術に昇華した理由=中国メディア

そうだったのか! 中国で生まれた盆栽が日本で芸術に昇華した理由=中国メディア

中国メディアは、日本の盆栽について紹介する記事を掲載した。細かい日本人の国民性にぴったりと合った趣味だという。(イメージ写真提供:123RF)

 日本人は国民性として何でも細かく緻密に行う気質がある。だからこそ、中国人の称賛する匠の精神があるのだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の盆栽について紹介する記事を掲載した。細かい日本人の国民性にぴったりと合った趣味だという。

 盆栽といえば、日本の伝統文化だと思っている人もいるかもしれないが、「中国由来」だと記事は紹介。少なくとも2500年前には、中国で既に木を鉢に植えて育てる趣味があったと言われており、唐の時代の遺跡には鉢植えの壁画が見つかっていることから、そのころにはすでに相当広まっていたようだ。

 記事は、中国では現在でも専門家や愛好家がいて、いくつもの流派があって、芸術にまで昇華したと紹介。しかし、「一般庶民は盆栽についてほとんど知らない」と伝えた。盆栽に接する機会がある人でさえ、「ざっと表面を見て楽しむ程度」にとどまり、本当に理解している一般市民はほとんどいない、と残念がった。

 だが、日本では盆栽が庶民に好まれていると記事は指摘。記事は、平安時代には皇族や貴族が鑑賞するだけのものだった盆栽を、江戸時代に武士たちが副収入に充てるため栽培・販売するようになったことで富裕層にも広まり、明治時代以後は一般庶民にまで広まったと伝えた。

 1980年代には盆栽は「年寄りの趣味」とのイメージがあったが、今では若い人にも人気で、海外までその人気が広まっていると紹介。今では「家の近くの花屋でも置いてあるほど」身近な存在になっていると伝え、庶民にはほとんど広まっていない中国との違いを強調した。

 日本で盆栽が人気になった理由について記事は、「日本人の国民性に合っている」ためと推測。自然をこよなく愛し、性格が非常に細やかで、手先の器用な人が多いからだという。筆者は、日本人には自由奔放とは対極の「盆栽式精神」があると感心し、何をするにも緻密なので、日本全体も精緻になり、良い循環になっていると伝えた。

 中国では、日本人は細かすぎると言われることもあるが、それも日本の良さの1つではないだろうか。「緻密さ」が特徴の日本人だからこそ、盆栽をここまで発展させられたのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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