日本人にお馴染みの「あの飲料」、中国での浸透ぶりに「中国企業」と勘違いする人も=中国

日本人にお馴染みの「あの飲料」、中国での浸透ぶりに「中国企業」と勘違いする人も=中国

中国メディアは、ヤクルトの中国事業について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 消費者庁長官の許可を受けたうえで、保健の効果を表示することのできる食品である特定保健用食品。通称「トクホ」と呼ばれ、近年の健康ブームもあって多くの種類のトクホが販売されているが、その先駆けともいえる存在がヤクルトと言えるだろう。

 このヤクルトは、海外でも広く展開しており、中国でもかなりのシェアを持っていることを知る人はあまり多くないかもしれない。中国メディアの捜狐はこのほど、ヤクルトの中国事業について紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国でも近年、健康に気を配る人が増えてきたため、健康に良いとされる食品に人気が集まっていることを紹介。プロバイオティクス産業は年間20%増のスピードで成長している分野だと伝えた。なかでも中国で大きなシェアを占めるのがヤクルトだと記事は紹介し、「中国で最も愛されているプロバイオティクス飲料」であり、あまりの浸透ぶりに「中国企業だと勘違いしている中国人消費者もいるほど」だと伝えた。

 記事によると、ヤクルトの中国市場への参入は比較的遅かったというが、競争が激しい中国の飲料品市場において、ヤクルトはずっとほぼ変わらないパッケージで新商品もリリースせず、1つの商品だけを販売していると紹介した。実際には中国でも通常のヤクルトのほかヤクルトライトも販売しているが、この2種類だけで見た目もさほど変わらない。

 このヤクルトの成功の秘訣について記事は、「配達員」の貢献度が高いと分析。日本では「ヤクルトレディ」として知られるが、中国でも広東、北京、上海、天津、アモイ、福州などで家庭への配達を行っていると記事は紹介した。日本でもヤクルトレディの多くが主婦だが、こうした主婦が配達に行くことで消費者とのコミュニケーションをとり、イメージアップや信頼の獲得につながっていると分析した。

 中国で大きなシェアを獲得しているのは、ヤクルトレディという販売戦略のほか、やはりその効果を実感する人が多いからだろう。ヤクルトは多くのスーパーで販売されており、売れ行きも良いようだ。健康志向が高まっている中国では、ますます日本のヤクルトが存在感を増していくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)