台風でフル稼働した日本の「地下神殿」に、中国メディアが改めて注目 

台風でフル稼働した日本の「地下神殿」に、中国メディアが改めて注目 

中国メディアは、かねてから驚きを持って紹介されてきた、首都圏にある「地下神殿」について改めて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 記録的な豪雨をもたらした台風19号は、各地で河川の氾濫や決壊、地すべりなどの大きな被害を生んだ。一方で、洪水を防ぐための施設がフル稼働し、ギリギリのところで大災害を食い止めたケースもあった。中国メディア・東方網は14日、かねてから驚きを持って紹介されてきた、首都圏にある「地下神殿」について改めて紹介する記事を掲載した。

 記事は、埼玉県春日部市にあり、今回の台風でフル稼働した「首都圏外郭放水路」について紹介。14年の歳月をかけて2006年に完成した放水路は世界最先端の地下下水道排水システムであり、そのたたずまいから「地下神殿」と呼ばれているとした。

 そして、この排水システムは「5−10年に1度」の大雨における洪水を防ぐ基準で作られたもので全長6.3キロにおよび、郊外の5河川から水を引き込むための直径30メートル、深さ60メートルのパイプ5本がつながった調圧水槽が存在し、67万立方メートルもの水をため込むことができると説明。水量の調節はすべてコンピューターで制御されており、「世界最強」だと評している。

 また、大雨により放水路に溜め込んだ水は、川幅の広い江戸川に排水することで、各河川での氾濫発生を防ぐと伝えた。さらに、洪水対策だけではなく、干ばつ対策として水をため込むという機能も持っていると紹介。「自然災害に対して、可能な限り命や財産の損失を抑え、未然に防ごうという日本の姿勢が見て取れる。まさに、われわれが学ぶべきではないだろうか」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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