日本の小学生の宿題を見れば「日本の素養教育」が見えてくる=中国メディア

日本の小学生の宿題を見れば「日本の素養教育」が見えてくる=中国メディア

中国では、受験合格を目指す「応試教育」から子どもたちの素養や人間性を高めることに重点を置く「素養教育」への転換を2000年代から進めている。(イメージ写真提供:123RF)

 中国には「魚を与えるより漁を教えよ」という諺がある。この諺は、食べ物を必要としている人に魚を与えて一時的な問題解決を図るよりも、その人がずっと魚を食べられるようにするために漁の仕方を教えるべきという意味だ。

 中国はこの諺の原則を学校教育に反映させる必要性を認識しており、受験合格を目指す「応試教育」から子どもたちの素養や人間性を高めることに重点を置く「素養教育」への転換を2000年代から進めている。

 しかし、現在も中国の子どもたちは応試教育型の膨大な量の宿題に毎日追われている。こうした状況のなか、中国メディアの今日頭条は20日、日本の小学生の宿題を見れば「日本の素養教育」が見えてくると題する記事を掲載した。

 記事は、日本の小学生の宿題には「素養教育のエッセンスが非常に色濃く反映されている」と紹介。日本の小学生の基礎知識に関する宿題は毎日20分ほどで終えられる量であり、夏休みの宿題に見られるように生活・生産活動・自然観察・マナーの養成と関係している宿題もあると論じた。

 さらに夏休みには興味のあるテーマについて「自由研究」を行うが、これは大学生の卒業論文と同じ方法で取り組む宿題であり、子どもたちの研究能力を育てることを重点としていると説明。また、自由研究こそが「日本教育の精髄」であるとし、日本が自然科学分野でノーベル賞受賞者を数多く輩出できているのは、日本が自主研究を重視する教育を小学校から始めていることと大きな関係があるとし、中国はこの教育方法から学ぶべきだと提言した。

 記事は、中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられており、「現在の応試教育が中国の子どもたちの将来に本当に役立つとは限らないが、中国の親たちが子どもたちに望んでいるのは試験で良い点を取ることであり、こうした環境の中で一個人が教育の改善を願ってもどうにもならない」という発言が見られ、このコメントに最も多くの支持が集まっていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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