中国に根下ろした日本人コーチが語る中国サッカーの長所と短所=中国メディア

中国に根下ろした日本人コーチが語る中国サッカーの長所と短所=中国メディア

中国メディアは、長年中国のユース育成に携わってきた日本人指導者・倉田安治氏が、中国選手の長所や中国サッカーにふさわしい戦術、発展に向けた課題などを語ったとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・今日頭条は25日、長年中国のユース育成に携わってきた日本人指導者・倉田安治氏が、中国選手の長所や中国サッカーにふさわしい戦術、発展に向けた課題などを語ったとする記事を掲載した。

 記事は倉田氏について、現役時代は日本代表を経験し、1993年にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ1969)で指導者生活をスタートさせた後、大学やJリーグの複数のクラブで監督やアシスタントコーチを務めてきたとした。

 そして、2011年に中国へ渡り、東莞南城の技術顧問に就任すると、12−13年には大連阿爾浜のU−17監督に就任、その成果が認められて14年5月には同クラブのトップチーム監督となったと紹介。同年末に一度日本に戻るも、16年に岡田武史氏の推薦により杭州緑城のU−17監督に就任し、昨年5月からは上海魯能のサッカースクールで指導を始め、昨シーズンはU−17、今シーズンはU−15の指導を行っていると伝えた。

 そのうえで、6年間中国で指導してきた倉田氏が中国の選手について「フィジカルでは日本選手よりも強い」と評価し、スピーディーにボールを前に運ぶスタイルが最も合っているとの考え方を示す一方で、やはりユース育成が中国サッカー発展のネックになっていると指摘したことを紹介。中国の青少年選手は基礎の部分で日本の子どもたちに劣っているとし、基本的なパスから状況判断、判断後の選択、リズムの掴み方まで、あらゆる能力を育てるための具体的な綱領ができていないと語ったこと伝えている。

 また、ユース育成のほかに、コーチの育成、ナショナルチームの選手強化、クラブの発展といった部分でも強化が必要との見方を示すとともに、「他国のモデルを真似するだけではだめ。大切なのは、吸収したうえで自分たちの物に変えていくこと。そうしてこそ初めて中国サッカーが大きく伸びることになる」と述べたことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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