日本は先生の日は設けられていないが、毎日が先生の日!=中国メディア

日本は先生の日は設けられていないが、毎日が先生の日!=中国メディア

中国では81%もの学生が教師を尊敬している。しかし、中国の教師はこのように崇高な地位とされている一方、世界的に見てもかなりの低賃金である。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では、毎年9月10日は「教師節」と言い、1年に1度、教育者の苦労をねぎらい、感謝する日とされている。「1日の師は、一生の父」という言葉があるように、中国には古代より教師を尊敬する伝統がある。BBCの2018年の調査によると、中国では81%もの学生が教師を尊敬している。しかし、中国の教師はこのように崇高な地位とされている一方、世界的に見てもかなりの低賃金である。

 日本はと言うと、教師を尊敬する学生の割合は40%にも達しておらず、「先生の日」なども設けられていない。しかし、中国メディアは「そうであっても日本の教師が羨ましい」とする記事を掲載した。

 まず記事では、日本は第2次世界大戦後、教育の力を認識し、人材によって強国を作る戦略のもと、教育と人材育成に力を入れ、これまで日本経済に多くの質の高い労働力、優秀な科学技術者、優れた管理者を創出し、社会を発展させてきたと述べた。そして、それを実現してきた日本の学習指導要領は、教師を祭壇に奉ることはせず、1つの職業とみなしているが、実際のところは、日本においても生徒から教師に対しての尊敬の態度は日々体現されているとした。

 その上で、日本における教師の平均月給は約42万円、新任教師であっても約20万円であり、一般企業の社員よりも高い点、教師は公務員であり、福利厚生が多く、安定的な職業である点、毎年高額のボーナスを受け取れる点、教師は様々な施設で優待を受けられる点等、中国教師とは異なる日本教師の好待遇の例を挙げ、日本では教師のために特別な日を設けたりはしていないものの、日々「先生の日」を過ごしていると言っても過言ではないと述べた。

 最後に記事では、中国は教師の雇用制度をしっかりと確立し、教師の敷居を高め、質の高い教師陣を集める必要がある。また、不満の上がった教師に関しては、事実を全て調査し、2度と採用しないなど厳しく対応するなどし、教師の社会的評価を上げることで、教師の待遇を上げることによる社会からの不満の声を怖がらなくても良くなる。更には教師の待遇を上げることによって、教師になりたいと人材が増え、給料を少しでも多く稼ぐために、様々な理由をつけて補講等をする教師がいなくなることで、中国の教育には未来が見え、子供は希望が持てると述べた。

 教育の質を向上させるためには、教師の質の改善だけでなく、教育条件や、教育カリキュラムの改善といった点も必要ではある。しかし、社会から教師に対する揺るぎない信頼を得ることは、教育の質向上のための大事な要素の1つであることは間違いない。社会から疑心暗鬼の声が出ているのであれば、教師陣はその声に耳を傾け、現在得ている学生の高い支持まで失うことがないよう、改善のための策を見出す必要があるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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