新幹線と中国高速鉄道の受注競争、「日本にとっての制約要素とは」=中国メディア

新幹線と中国高速鉄道の受注競争、「日本にとっての制約要素とは」=中国メディア

中国メディアは、中国は高速鉄道プロジェクトの受注競争で日本に対して「優位にある」と主張し、日本の受注を「制約」する要素は「3つある」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本と中国はアジアを中心に高速鉄道プロジェクトの受注競争を展開している。受注競争における中国高速鉄道の強みは「建設コストの安さ」であり、日本側の強みは「品質の高さと安全性」と言えるだろう。中国メディアの今日頭条は26日、中国は高速鉄道プロジェクトの受注競争で日本に対して「優位にある」と主張し、日本の受注を「制約」する要素は「3つある」と論じる記事を掲載した。

 記事は、アジアではここ10年ほど「高速鉄道ブームが起きており、日本と中国は各プロジェクトで受注競争を繰り広げている」と紹介。日本と中国は受注競争で互角の争いを繰り広げているが、日本が受注したプロジェクトの方が「総延長は長い」と指摘する一方、中国が受注したプロジェクトは「順調な進展を見せており、インドネシアのプロジェクトはすでに全工程の32%が完了しており、2021年に開業の予定となっている」と強調し、中国はプロジェクトを順調に進めることで「世界に実力をアピールしている」と論じた。

 今後も日本と中国は各地で受注を競うことになるであろうが、記事は新幹線について「世界で初めて開業した高速鉄道」であり、世界的に名を知られた高速鉄道システムであると指摘しつつも、「海外への売り込みにおいては、建設コストの高さが1つのネックとなっている」と強調。特に開発途上国にとって建設コストは発注先を決めるうえで重要な要素であると指摘し、これが日本の受注を制約する要素の1つであると論じた。

 続けて、中国高速鉄道は中国の広大な国土の様々な気候のもとで運用されているが、新幹線は気温が高い地域や山岳地帯での運用経験を持たないと主張。「技術の汎用性」が中国高速鉄道に劣ることこそ、日本の受注を制約する2つ目の要素だと主張した。また、日本企業が過去に英国で納入した高速鉄道車両で複数のトラブルが相次いだ例を挙げて、日本の技術力そのものが低下していることが3つ目の要素であると論じた。

 記事は、中国がアジアで受注した高速鉄道が開業すれば「現地に大きな経済効果をもたらすに違いなく、そうすれば中国高速鉄道の海外でのプロジェクト受注はさらに増えるはずだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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