日本はなぜ「春」が入学の季節なの? 世界的には日本が少数派=中国メディア

日本はなぜ「春」が入学の季節なの? 世界的には日本が少数派=中国メディア

世界的には約7割の国で秋入学を採用しているという。春入学の日本は少数派と言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

 日本では「入学の季節」は春であり、桜をイメージする人も多いだろうが、4月に新入学が始まる国は世界的には多くない。中国メディアの今日頭条は12日、「日本の学校はなぜ春入学なのか」と題する記事を掲載した。日本が他国と違う理由を分析し、日本の教育の特徴を紹介している。

 記事によると、世界的には約7割の国で秋入学を採用しているという。春入学の日本は少数派と言えるだろう。記事は、その理由の1つに「歴史」が関係していると分析。アジア諸国では植民地になったことで西洋から様々な習慣が導入され、秋入学もその1つだが、日本は植民地化されなかったからだという。

 別の理由として日本の「考え方と環境」があるとした。日本の9月は暑いので試験や勉学に集中するのは難しく、春入学にしていると分析している。また、日本の教育は理論と実践を重視しているが、春入学だと学期を3つに分けることができ、学期の合間の休みに学んだことを実践する機会があると紹介。これも春を新学期とする理由だとしている。

 その上で記事は、日本は教育を重視する国として、すべての子どもに公平に高い教育を与えたいという思いがあると紹介。しかし、日本の教育にはゆがみもあると指摘している。公平な教育を追求するあまり、「同じスタートラインに立たせて等しく高い教育を与える」理念は、暗記重視になり成績の良し悪しで判断されてしまう側面もあるという。ただ、暗記と成績重視は日本以上に今の中国の教育の特色と言えるだろう。

 春入学と秋入学の違いが、留学生には不便になるのも事実である。しかし、だからと言って日本ではすっかり定着した春入学を秋に変えるというのも非現実的な話だ。やはり、桜咲く春の入学・進級は、日本においては新生活を始めるのにぴったりの季節でもあると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)