日系車とドイツ車、中国の消費者を重視しているのはどっち?=中国メディア

日系車とドイツ車、中国の消費者を重視しているのはどっち?=中国メディア

中国メディアは、「日系車とドイツ車、中国の消費者を重視しているのはどちらか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国の自動車市場で人気を二分している日系車とドイツ車。シェアではドイツ車が日系車をわずかに上回っているが、中国人からするとどちらの方が中国市場を重視していると感じているのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日系車とドイツ車、中国の消費者を重視しているのはどちらか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、中国では「日系車とドイツ車のどちらが良いか」という話題には事欠かず、たびたび議論になっていてなかなかはっきりと解決できないと紹介。しかし、2つの角度から見ると、日系車とドイツ車のどちらが中国市場を重視しているかが分かるという。

 その1つが「新型車の投入数」だ。ドイツ車を代表するフォルクスワーゲンは、新エネルギー車を除いて23車種を中国市場で販売しているが、このうち18車種は新型車であると紹介。車種も小型車からセダン、SUVなど多くの種類があると伝えた。一方の日系車は、トヨタ、ホンダ、日産、マツダを合わせて48車種を中国市場に投入しているが、新型車はわずか18車種に過ぎないと指摘。このことから、ドイツ車の中国市場に対する力の入れ具合が分かるとしている。

 もう1つは「新技術の導入」だ。ドイツ車の場合、中国市場で販売される自動車に導入される新技術は、基本的にドイツとほぼ同じ技術で、中国国内で製造していると記事は紹介。しかし、日系車は新技術の導入には「保守的」で、中国で製造するエンジンなどは最新ではなく、先進的なトランスミッションは輸入していると指摘した。

 それで記事は、「製品と技術の投入から見ると、ドイツ車が中国でよく売れるのには理由があることが分かる」とし、「ドイツ車は車種が古くなく技術も基本的にドイツ国内のものと同じだが、日系車の市場戦略は保守的でリスクの高い製品は保留する」と論じた。つまり、ドイツ車の方が中国市場を重視しているという結論のようだ。

 確かに日系車は成熟した技術を多用し、新技術を採用することにはあまり積極的ではないかもしれないが、新技術はトラブルが発生するリスクも高いものだ。成熟した技術のメリットは高い安定性と故障の少なさにあるといえ、これも日系車の信頼性のある技術に裏打ちされた優れた戦術と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)