広東省の海岸で大量の廃棄物を当局も黙認 驚きの理由とは?=中国メディア

広東省の海岸で大量の廃棄物を当局も黙認 驚きの理由とは?=中国メディア

広東省のある海岸で、大量のごみが打ち上げられた。約3年前から始まった不法投棄が原因とのことだが、なんと地元当局が見て見ぬふりしていたことが分かった。(イメージ写真提供:123RF)

 現在、様々な環境問題が相次いで噴出している中国で、また驚きの事態が発生した。広東省のある海岸で、大量のごみが打ち上げられた。約3年前から始まった不法投棄が原因とのことだが、なんと地元当局が見て見ぬふりしていたことが分かった。一体、なぜ不法投棄が黙認されていたのか。中国メディアの紅星新聞の記者が地元当局に取材した結果、驚きの理由が明らかになった。

 そもそも、この海岸のゴミの出元は地元の漁網業者と見られる。漁網生産で出たごみを処理したくても、地元のごみ処理能力に限界があり、やむなく海岸に不法投棄していたとのこと。夜間人目のつかない時間にトラックで海岸に乗り付け、ゴミを廃棄していたようだ。なぜ3年の間地元当局が取り締まらなかったのだろうか。

 記者が政府当局者に尋ねたところ「この辺の海岸は砂地が多く、セメントで防波堤が建設できない。ゴミ自体も有害なものではないし、防波堤代わりになるのではないかと思った」と驚きの釈明をした。さらに、地元の漁師たちも何度もゴミを廃棄するトラックを見たことがあるようだったが、こうした政府当局者の考え方もあり、ゴミの投棄を止めてはいなかった。

 とはいえ、廃棄されたものは産業廃棄物であるのは事実。さらに、当局者から「防波堤代わりになる」との驚きの理由が語られたことに、ネットでも驚きの声が上がっている。記者によると、こうした産業廃棄物が「無害なもの」であるはずもなく、実際に付近の海洋の状態を著しく汚染しており悪臭が漂っていたと報道している。

 次々に明らかになる中国の環境問題。政府と民間とが真剣に問題に向き合うことで初めて問題が解決されるのだろう。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

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