財務リスクを抱えながら高速鉄道網の拡張を続ける中国=香港メディア

財務リスクを抱えながら高速鉄道網の拡張を続ける中国=香港メディア

香港メディアは、「中国は財務リスクを抱えながらも、高速鉄道網の拡張を続けている」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国高速鉄道はすでに世界最長の営業距離を誇るが、今なお高速鉄道網の拡張は続いている。香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストは21日、「中国は財務リスクを抱えながらも、高速鉄道網の拡張を続けている」と論じる記事を掲載した。

 記事は、高速鉄道が中国国内に張り巡らされたことで、多くの中国人はその利便性を享受できるようになったことを強調し、北京市からわずか200キロしか離れていない張家口に住む男性の「たった1時間で北京から地元に帰れるようになった」という声を紹介。もし自動車で帰ろうとすれば5時間はかかるうえ、鈍行列車であればさらに時間がかかると紹介した。

 続けて、中国は過去10年で高速鉄道網を一気に拡張したとし、その営業距離は3万5000キロに達し、世界最長の営業距離を持つ高速鉄道システムとなったことを強調。大都市のみならず、多くの中小都市までもが高速鉄道で結ばれたことで「耐えがたい旅は過去のものとなり、数時間ほどの快適な旅」になったと論じた。

 さらに記事は、中国が高速鉄道に対して莫大な投資を行う一方で、黒字路線が限定的であることは「灰色のサイ」と指摘されることもあると紹介。「灰色のサイ」とはリスクが軽視されがちだが、何かのきっかけで問題が表面化すると深刻な影響を及ぼす問題を指す言葉だが、記事は世界銀行の中国局局長の見解として「中国高速鉄道は都市の発展モデルを変え、地方経済の発展を促進する」と伝え、リスク以上に貢献をしていると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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