真実を話そう「日本は中国の現代化に大きな貢献をしてくれた国だ」=中国メディア

真実を話そう「日本は中国の現代化に大きな貢献をしてくれた国だ」=中国メディア

中国メディアは、「真実を話せば、日本は中国の現代化に大きな貢献をしてくれた国だ」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本はこれまで中国に対して様々な支援を提供してきた。外務省によれば、日本は1979年から2016年までに総額約3兆円以上の対中ODAを実施したが、こうした事実は中国ではあまり広く知られてこなかったのが現状だ。

 中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染が拡大した当初、現地に向けて日本から様々な支援が提供されたことで、中国では日本の支援を高く評価する声が多く見られ、これまでの支援についても評価する機運が高まってきている。中国メディアの捜狐は26日、「真実を話せば、日本は中国の現代化に大きな貢献をしてくれた国だ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国の改革開放を主導したトウ小平が日本を訪れたのは日中平和友好条約が締結された1978年のことだったと紹介。蒋介石や毛沢東は日本に対して戦争の賠償を求めない方針を示していたが、トウ小平は日本に対して賠償ではなく、中国の現代化に対する支援を求めていたと主張し、トウ小平の考えが日本による支援につながったと論じた。

 さらに、トウ小平は日本滞在中に新幹線に乗車し、大手企業の工場などを見学したと紹介。そして、面会した日本の大手企業のトップに中国への進出や支援を打診することで、中国の現代化に向けた支持を取り付けたのだと指摘した。

 記事は、日中平和友好条約の締結後の日中関係は非常に良好で、互いの国を行き交う人の数は急増し、日本を視察のために訪れた中国の政府、企業関係者も大幅に増加したと指摘。そして中国は経済成長を実現できたことを強調し、その成長には対中ODAをはじめとする日本の支援は欠かせなかったことを伝え、「真実を話せば、日本は中国の現代化に大きな貢献をしてくれた国なのだ」と伝えた。

 対中ODAはすでに終了しているが、外務省によれば、これまで対中ODAは「道路や空港、発電所といった大型経済インフラや医療・環境分野のインフラなどの整備」に投じられてきた。中国では対中ODAの内容が広く認知されているとは言えないのが現状だが、新型コロナウイルスの感染拡大に対する日本の支援をきっかけに、対中ODAの内容についても評価の機運が高まってきているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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