新型コロナでも期待される薬を作ったのは「なんと日本のカメラメーカーだった」=中国

新型コロナでも期待される薬を作ったのは「なんと日本のカメラメーカーだった」=中国

中国メディアは、「新型コロナウイルスの治療薬として日本政府の目に留まったのはカメラメーカーだった」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本でも新型コロナウイルスの感染が拡大している中、加藤勝信厚労相は先日、新型コロナウイルス感染症の治療の一環として、新型インフルエンザ治療薬のアビガン錠(一般名:ファビピラビル)を投与する考えを示した。22日から一部の医療機関ですでに投与が始まったとも報道されている。中国メディアの新華財経は28日、「新型コロナウイルスの治療薬として日本政府の目に留まったのはカメラメーカーだった」と題する記事を掲載した。

 この「アビガン」は、富士フイルム富山化学が製造販売元の抗インフルエンザ薬だ。記事は、この富士フイルムについて最もよく知られているのが「コンパクトカメラ」と「ポラロイドカメラ」だと紹介。かつて日本のフイルム市場で大きなシェアを占め、米国のコダックのライバルとなっていたが、後のデジタルカメラの登場がもたらした大きな変化にコダックはついていけず、2012年に倒産したのに対し、富士フイルムは収益の多様化を実現して事業の転換を成功させたと伝えた。

 フイルムの需要が減少するなかで富士フイルムは、医療設備やスキンケア・化粧品、及び製薬業へと転換。太陽の光と酸化作用が写真に与える影響に対する理解が深く、この知識のおかげで人の皮膚を理解し、スキンケアや化粧品分野に転換できたのだと分析した。また、2008年には富山化学を買収し、この製薬会社が研究開発した「アビガン」が、新型コロナウイルスの治療薬として期待されていると伝えた。

 新型コロナウイルスの治療薬としてのアビガンが、富士フイルムから発売されていたことに多くの中国人は驚いたようだ。富士フイルムは写真フイルム会社からの構造転換を成功させた例としてお手本となっていると言えるだろう。アビガンは日本国内で200万錠の備蓄があると言われており、期待されるところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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