「特殊」な今年の東京マラソン、規模は大幅縮小したがレースは熱かった=中国メディア

「特殊」な今年の東京マラソン、規模は大幅縮小したがレースは熱かった=中国メディア

中国メディアは、規模を縮小して開催された東京マラソンで日本の大迫傑選手が自身の日本記録を更新し、東京五輪の出場権をほぼ確実なものにしたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・新京報体育は1日、規模を縮小して開催された東京マラソンで日本の大迫傑選手が自身の日本記録を更新し、東京五輪の出場権をほぼ確実なものにしたと報じた。

 記事は、紆余曲折があり、開催の是非を問う声も出ていた同大会が予定通り1日午前にスタートしたと紹介。中国からのランナーを含む3万8000人が出走を予定していた一般市民の部がキャンセルとなり、招待選手約200人のみ参加と規模を大きく縮小した今年のレースで、例年のようなスタート地点のにぎわいも全く見られなかったが、レース自体は非常に見ごたえがあったと伝えた。

 そして、レースはエチオピアのビルハヌ・レゲセ選手が終始先頭をキープして2時間4分15秒で連覇を飾ったほか、日本の大迫傑選手が2時間5分29秒で日本人トップの4位でフィニッシュするとともに、自身が持っていた日本記録を21秒更新したと紹介している。

 また、このレースが東京五輪の男子マラソン日本代表を決める選考レースの1つとされており、大迫選手のほかに設楽悠太選手、井上大仁選手といった国内トップクラスの選手が出場権を賭けてレースに挑み、前半から30キロ前後までは井上選手が日本人トップをキープしていたものの、終盤に大迫選手が井上選手を抜き、そのままゴールテープを切ったと伝えた。

 記事は、昨年9月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で3位に入り、自身の持つ日本記録を他人に抜かれなければ東京五輪の出場権を獲得できるという条件で臨んだ大迫選手について、来週行われる最後の選考レースであるびわ湖マラソンを残しつつも、「前倒しで最後の切符を確かにしたことは、みんなはっきり認識した」としている。

 レース後のインタビューで感極まり涙を見せるほどの苦しさやプレッシャーを克服して見事に日本記録を更新した大迫選手の走りは見事だったが、アフリカ選手を中心とする世界レベルとの差を感じさせるレース展開でもあった。とはいえ、大迫選手以外にも2時間6分台に2人、7分台に7人の日本人選手がゴールしており、国内レベルの高まりも期待させる結果となった。中国選手と日本選手の成績を比較する中国のネットユーザーたちは、今回の成績に改めて「ため息」をつくだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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