耕地が少ない日本で「農業はなぜこんなにも発展したのか」=中国報道

耕地が少ない日本で「農業はなぜこんなにも発展したのか」=中国報道

中国メディアは、日本の食料自給率はかなりのものだと評価し、むしろ耕作地が少ないのになぜこれだけ高いのか分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は食料自給率がカロリーベースで4割程度と先進国のなかでは非常に低い。しかし、耕地面積の小ささを考えるとこの数字は決して悪くはないという。中国メディアの今日頭条は23日、日本の食料自給率はかなりのものだと評価し、むしろ耕作地が少ないのになぜこれだけ高いのか分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の農業は国内総生産(GDP)に占める割合が少ないにもかかわらず、1億を超える人口を抱えながら、かなりの需要を満たしていると称賛。日本は小麦や油脂類の輸入は多いが、米は100%であり野菜も自給率はかなり高い。では、日本ではこれまでどのように「少ない耕地を最大限に生かす」ようにしてきたのだろうか。

 記事は、日本の農業が発展してきたのは江戸時代からだと紹介。農民には比較的自由があったため、やる気が刺激され耕作方法や農具の開発・改良につながり、生産量が増加したと分析した。これは、鎖国時代ながら国交のあったオランダから得た知識も大きく、農業の知識と技術が伝承される良い循環もあり、この時代の経済繁栄に貢献したと紹介している。

 その後、明治時代になるとさらなる進歩を遂げたと紹介。近代化を進めるなかでも農業を軽視することはなく、むしろ農業が当時の日本を支えたとしている。耕地をより効率的に利用し、質の高い品種を選び、有機肥料を増やすなどして、急激に増加する人口の需要をまかなったと伝えた。

 結論として記事は、日本の農業がここまで発展したのは、常に改良を重ねる意欲と細かさがあったからだと分析。歴史を通じて日本の農場従事者は種にも土地にもこだわり、品種改良を重ねたほか、農具も改良して農業機械を土地の広さに合わせて開発してきた。次の世代に農業技術を伝えるのも怠らず、「だから日本人は長寿になり、経済も発展したのではないか」と称賛している。

 耕作面積の小ささというハンディを抱えながら、日本人は農業を発展させてきたと言えるだろう。これは、中国人が尊敬する匠の精神とも通じるものがあるのかもしれない。農業に限らず、何事も徹底して追求し、常に発展しつづける日本人のやり方は、中国人にとって学ぶ点が多いのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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