ノーベル賞大国の日本は「応用型の製造業に強み」を持っている=中国報道

ノーベル賞大国の日本は「応用型の製造業に強み」を持っている=中国報道

中国メディアは、「ノーベル賞大国の日本には、世界最先端の科学技術がどれだけあるのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本の科学技術の実力は中国でも高く評価されている。特にノーベル賞を受賞する日本人が多いことについて中国では称賛する人が多い。中国メディアの百家号はこのほど、「ノーベル賞大国の日本には、世界最先端の科学技術がどれだけあるのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、多くの中国人は日本の製造業の強さというと、ロボット、精密機器、半導体材料、機械設備を思い浮かべるものだと紹介。しかし、これらは技術分野であるとはいえ「先端技術」とは言えないとし、先端技術分野における日本の実力について紹介している。

 その1つが「宇宙開発」だ。記事は、この分野では米国と中国が世界最先端だと主張。しかし、日本は小惑星探査という「別の新しい道を切り開いている」と紹介した。2014年に小惑星・リュウグウを探査するため打ち上げられた「はやぶさ2」は、多くの世界初を達成させたことに言及し、日本の「非凡な科学技術研究の実力を証明した」と称賛している。

 別の分野は、「スーパーコンピューター」だ。記事は、2019年11月の時点で世界最速のスーパーコンピューター500台のうち、日本は29台で5.8%を占めていたと紹介。これは、中国と米国に次ぐ多さであり、富士通はポスト京のスパコンを2021年に稼働する予定だと伝えた。

 さらには、「大型ガスタービン」の分野でも日本企業が世界トップに名を連ねていると紹介。設計が複雑で高い技術が求められるこの分野では、米国のゼネラルエレクトリックやドイツのシーメンス、そして日本の三菱重工くらいだとしている。

 しかし、人工知能分野では米中がリードしており、航空宇宙分野でも日本の優位性はないと記事は分析。「先端科学技術において一定の制限を受けているため」で、日本の科学技術の実力は主に応用型の分野に体現されていて、これこそが日本の製造強国としているゆえんだと結んだ。

 日本の得意分野は中国や米国とはまた違ったところにあると言えるだろう。中国にも日本より強い分野はあるとはいえ、製造大国から「製造強国」を目指す国としては日本から学ぶことも多いのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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