日本の屋台は、中国の露店とどんな点で異なるのか=中国メディア 

日本の屋台は、中国の露店とどんな点で異なるのか=中国メディア 

中国のポータルサイトに、日本の屋台文化について紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に10日、日本の屋台文化について紹介する記事が掲載された。

 記事は、近ごろ中国ではかつて取り締まりの対象としてのイメージが強かった露店や屋台が、経済活性化の一手段として奨励される傾向にあり、各地方政府が露店や屋台の営業に関する政策や措置を発表しているとし、「屋台経済」という言葉がブームになっていると伝えた。

 その上で、日本には古くより屋台の文化が存在し、発展を遂げてきたと説明し、その経緯と特徴について紹介している。まず、今の屋台の起源は江戸時代までさかのぼり、当時は煮物や焼き物が入った容器を担いで歩きながら売っていたが、その後は寺や神社の入口、港、商業街の道路の両脇など人が密集する場所に屋台が設置されるようになったとした。

 そして、第2次世界大戦で焼け野原と化した日本の経済や市民生活を復活させるうえで、屋台が大きな役割を果たしたと説明。経済成長を遂げるとその数はどんどん減っていったものの、現在に至るまでその文化は絶滅することなく残っているのだと伝えている。

 記事は、日本の屋台について大きく3つの種類に分けられると解説。1つめは、お祭りなどの大きなイベントがあるたびに出現する屋台であるとし、夏の花火大会で浴衣を着た少年少女がりんご飴などを食べながら屋台の前を歩くシーンは日本のアニメでもおなじみだと紹介した。

 2つめは移動式屋台である。あらかじめ出店する場所と時間帯について申請を出したうえで、営業時間近くになると車両を改造した屋台を設営するのだと説明。代表的な売り物として、おでんを挙げている。

 そして3つめは、「屋台村」だ。多くの屋台が1つの地域に密集している形式が特徴的で、最も代表的なのが福岡・博多の屋台街であると紹介。名物のとんこつラーメンのほか、握りずし、お好み焼きのほか、本格的な洋食を扱う店もあるなど、店舗のバリエーションが非常に豊かだと説明した。

 記事は最後に、日本と中国の屋台の違いについて言及。日本の屋台は営業許可証が必要で、決められた場所で営業する必要があり、業者もそのルールを守っているとする一方、中国では路上に勝手に風呂敷を広げて物を売ることで、「城管」と呼ばれる取り締まり人員との「ゲリラ戦」がしばしば繰り広げられると伝えた。また、昨今の中国では露店や屋台でも当たり前のようにモバイル決済が使える点も、日本とは異なる特徴だとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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