北京で唯一日本人が建設した公園、良心的な入場料36年間変わらず=中国メディア 

北京で唯一日本人が建設した公園、良心的な入場料36年間変わらず=中国メディア 

中国のポータルサイトに「日本人が建設した北京唯一の観光スポットが、36年間一度も入場料を値上げせずにがんばっている」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に22日、「日本人が建設した北京唯一の観光スポットが、36年間一度も入場料を値上げせずにがんばっている」とする記事が掲載された。

 記事は、最近の中国では入場料が数十元から場合によっては100元を超える観光スポットが多い中で、開園してから0.2元という非常に安い入場料を保ち続けている珍しい公園が北京市にあるとし、同市西城区にある双秀公園を紹介した。

 そして、良心的な価格を維持している同公園について、北京で唯一日本の風格を持つ公園であるとし、1984年に建国35周年を記念して同市内に立てられた10カ所の公園の1つであると説明。6.4ヘクタールの敷地には中国式の庭園と日本式の庭園が存在し、かつて日本軍による中国侵略に参加した日本人が晩年に贖罪として岩石や木などを日本から運び込み、寄贈したものだと伝えている。

 また、北京市内でも特に住宅や建築が密集する環状三号線内にある同公園は深い緑に覆われており、その存在は時間の経過とともにますます基調になっているとし、特に春になると桜が満開となって日本の春の空気を味わうことができるほか、園内には子どもたちのために児童遊園も設けられていると紹介した。

 都会のオアシスとして親しまれている同公園だが、記事によればあまりに安い入場料のために運営の危機に直面しているという。国からの補助を含めた収入に対し、園内の維持費や80人あまりの人件費を含む支出が3倍ほどになっているとのことで、多くの北京市民からは「この公園の入場料が値上げしても、文句は言わない」との声が聞かれると記事は伝えている。

 憩いの場であるとともに、日中両国の庭園を一度に鑑賞できるという点でもこの公園の存在価値は大きい。なんとか、緑豊かな公園の姿を末永く維持してもらいたいものである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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