インドネシアの専門家が抱いた疑問「なぜ中国高速鉄道は高架橋の上ばかり走るのか」=中国

インドネシアの専門家が抱いた疑問「なぜ中国高速鉄道は高架橋の上ばかり走るのか」=中国

中国メディアは、中国高速鉄道はインドネシアの専門家に不思議がられていると紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国は近年インフラ整備に熱心に取り組んできた。インフラ整備を通じて国内の経済成長を加速させる取り組みはかなりの程度、成功を収めてきたと言えるだろう。高速鉄道はほとんどの路線で赤字になってはいるとはいえ、中国を代表する「名刺的な存在」となっているというが、中国メディアの騰訊網はこのほど、中国高速鉄道はインドネシアの専門家に不思議がられていると紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国はこの数年で総合的な国力を大幅に向上させたと主張。経済面だけでなく科学技術の分野でも大きく進歩し、中国のインフラ建設は「世界に名をとどろかせ」、他国を驚かせていると自画自賛した。中国旅行で高速鉄道を体験する外国人も増え、インドネシアの専門家も乗車体験したが、その時ある疑問がわいてきたそうだ。

 それは、「中国高速鉄道が高架構造ばかりである理由」だ。高架橋の建設にはコストがかかり、技術も労力も必要になるのに、なぜ高架橋が使われているのだろうか。

 その理由について記事は、高架橋の方が「早く建設できる」と紹介。高架橋にすれば直接建設できて沈下が少なく、かえって早く建設できるのだという。また、高架橋の方が「空間を効果的に利用できる」利点もあると指摘。高架橋下も有効利用できるので「効率」が良く、既存の道路もそのまま利用できると利点を列挙している。記事では指摘していないが、高架橋なので直線が多くスピードを出せるとも言われている。

 中国高速鉄道は国家事業のため、金に糸目をつけずに建設できるということもあるのかもしれない。事実、ほとんどの路線が赤字であっても運営を続けられているというのは、ほかの国では考えられないことだ。世界第2位の経済大国ながら発展途上国で、豊富な資金で赤字の高速鉄道を次々と建設しているということの方が、高架橋で高速鉄道を建設することよりも「不思議」なことかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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