中国の学生が、日本の文房具を愛する理由=中国メディア

中国の学生が、日本の文房具を愛する理由=中国メディア

中国メディアは、中国の大学受験生の間で日本製の文具がもてはやされているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では大学入試が行われたばかり。人生を左右する大きなイベントを終えて、受験生たちは一息ついていることだろう。中国メディア・聯商網は13日、中国の大学受験生の間で日本製の文具がもてはやされているとする記事を掲載した。

 記事は、先ごろ終了した大学入試について「学生たちが日本の文房具を特に気に入って用いているような印象を受けた」と紹介。生活条件に余裕のある学生ほど日本ブランドの文房具を日常的に用いているようだと伝えた。

 そのうえで、日本と中国の文房具の差は、製品の生産技術と研究開発レベルの高さにあると指摘。技術や研究開発体制がなければ、市場において確固たる地位を得ることはできないのだとしている。

 そして、日本の文房具メーカーは国内での激しい競争の中で「技術開発により市場を征服する」戦略を打ち立て、20世紀末より海外のハイエンド市場への進出を開始したと紹介。長い歴史の蓄積と、日本の「職人気質」的開発精神により、使用感を追求した質の高い製品づくりが進められ、世界の文房具市場で地に足を付けることに成功したのだと伝えた。

 一方、中国の文房具産業は依然として量産と薄利多売を旨とするOEM生産の段階に甘んじていると指摘。中国の文房具生産能力は世界の40%を占め、文房具生産に従事する企業は8000社あまりに上る一方で、その大多数は別のメーカー製品の代理製造を請け負っているのだと説明した。

 記事は、このために中国の文房具メーカーの大半はローエンド製品の生産能力にとどまっているとしたほか、産業の集約度が非常に低く、零細企業があまりに多すぎるため、業界をリードする企業が出現してブランドを育て、研究開発を進める環境が整っていないと解説している。

 最後に、中国の文房具市場規模がすでに1500億元を超えているとしたうえで、中国の文房具業界がこの巨大なパイにありつくためには「製品技術開発の空白を埋め、精密な化学工業や製造業などの関連産業によるけん引によって、多様化する市場のニーズに少しずつこたえていくこと」が必要であるとの考えを示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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