日本と中国の大学入試はどう違う? 日本は中国より「親切なシステム」=中国報道

日本と中国の大学入試はどう違う? 日本は中国より「親切なシステム」=中国報道

中国メディアは、「中国と比べて日本の大学入試はどこが違うのか」と題する記事を掲載し、日中の大学受験の違いについて紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

 2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大で主に大学受験の2次試験に影響があり、受験生にとっては大変な面もあったことだろう。それは中国の受験生も同じだ。

 中国では毎年6月初旬に全国一斉で大学入試「高考(ガオカオ)」が行われるが、今年はコロナ問題により1カ月延期され、今月に入ってから実施された。今年は前年より40万人多い1000万人あまりが受験したそうだ。中国メディアの百家号は27日、「中国と比べて日本の大学入試はどこが違うのか」と題する記事を掲載し、日中の大学受験の違いについて紹介した。

 記事は、全国一斉に行われ一度で終わる中国の試験と違い、「日本の大学試験は長丁場」と紹介。「センター試験」と「2次試験」があり、大学によって試験の日付も方法も違うと紹介した。

 記事は、これは学生に親切なシステムだと称賛。「おかげで入りたい大学に入れる可能性が高くなる」としている。専攻したい専門学科が決まっていて、その分野に秀でた生徒にとってはより有利だとした。大学にとっても、より校風に合った生徒を選べる利点があると説明している。

 では、日本の大学受験はそれほど厳しくもないのだろうか。記事は、日本も学歴社会で中国同様厳しく、四当五落(よんとうごらく)といって1日に5時間も寝ていたら合格できないという言葉があるほどだとしているが、睡眠の重要性が理解された現在では死語になっていると言えるだろう。

 逆に中国では大学受験どころか成長期の小学生や中学生の頃から四当五落を行っており、日本の流れとは逆走しているようだ。中国では一握りのエリート大学である重点大学に入るため、全国の親とその子どもが必死に勉強をしていて、日本のように部活動に励むどころか寝る暇も惜しんで1日中机に向かっている子どもが大勢いる。

 記事は、「日本では努力さえすれば身を立てられる」と指摘しているが、同じ学歴社会でも中国の学歴重視は日本をはるかに上回っており、大学受験の失敗がそのまま人生の失敗になるケースが多い。この点では日本の方がずっと生きやすい世の中と言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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