中国の半導体企業を大きく飛躍させたのは、日本人の存在だった=中国メディア 

中国の半導体企業を大きく飛躍させたのは、日本人の存在だった=中国メディア 

中国のポータルサイトに、これまで伸び悩んできた中国の半導体業界のなかで急速に進化し始めた企業の背景に、百戦錬磨の日本人幹部の存在があるとする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に17日、これまで伸び悩んできた中国の半導体業界のなかで急速に進化し始めた企業の背景に、百戦錬磨の日本人幹部の存在があるとする記事が掲載された。

 広東省深セン市で14日から16日に開かれた第8回中国電子情報博覧会(CITE2020)に、中国の半導体メーカー・紫光集団傘下の西安紫光国芯が独自開発した8GBのDDR4メモリを展示した。紫光集団は昨年6月にグループのメモリ事業を再編し、国産メモリの開発加速に全力を尽くすことを明らかにしていた。

 記事は、それから1年後に成果の1つとして8GBのDDR4メモリの自主開発に成功した背景には、72歳の日本人、坂本幸雄氏の存在があると紹介。日本内外の半導体企業に所属した経歴を持ち、半導体畑を30年もの間歩んできた坂本氏が昨年12月に紫光集団の高級副総裁兼任日本支社のCEOに就任したことが、大きなきっかけになったと伝えた。

 そして、紫光集団のDRAM事業トップである高啓全氏が坂本氏を熱心に勧誘し、最終的に坂本氏を「失敗者として人生を終わらせたくない」という思いに至らせ、引き込むことに成功したと説明。坂本氏がかつて日本の半導体企業エルピーダメモリで社長を務め、2012年に会社が経営破綻する「失敗」を経験しており、坂本氏は紫光集団でもうひと花咲かせる決意をしたのだとしている。

 記事は、半導体業界において人材こそ非常に大切であり、これまで中国の半導体業界が伸び悩んできたのは技術力よりも「人材力」が不足していたからだと指摘。坂本氏が加入した紫光集団のブレイクスルーはその典型例であり、中国の半導体業界は「後発者としてオープンな姿勢を持ち、積極的に国内外の人材を探し求める必要があるのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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