日本において「文化の恩人」と崇められている中国人とは?=中国メディア 

日本において「文化の恩人」と崇められている中国人とは?=中国メディア 

中国のポータルサイトに、日本において杜甫や李白を抑え唐詩界の「センター」と位置付けられている白居易について紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に24日、日本において杜甫や李白を抑え唐詩界の「センター」と位置付けられている白居易について紹介する記事が掲載された。

 記事は、現代の中国では「詩仙」の李白と「詩聖」の杜甫が唐詩の世界の双璧をなしており、白居易の地位は2人にやや劣ると紹介。一方で「日本では、白居易の詩が非常に親しまれている」とし、紫式部や清少納言といった平安時代の作家による創作も白居易の影響を色濃く受けていると伝えた。

 その例として、紫式部の「源氏物語」では白居易の詩が100首あまり引用されおり、「藤壺」の章は「長恨歌」の楊貴妃を想起させ、「須磨」の章で光源氏が遭遇する出来事は「琵琶行」の名句を想起させるとした。

 また、日本では白居易の詩から取った物の名前も少なくなく、「紫陽花」もその例の1つであると紹介。源順(みなもとのしたのごう)が白居易の詩にあった「紫陽花」(シヨウカ)を「あじさい」のことだと思い込み、「あじさい」に「紫陽花」の漢字を当てるようになったとの言い伝えがあると伝えている。

 さらに、京都の桂離宮にある建物「月波楼」は白居易の「月点波心一顆珠」という句にちなんだものであると紹介した。

 記事は、白居易が日本で慕われている理由として、詩の分かりやすさ、文をもって道を説くスタイル、見た景色を通じて気持ちを表す叙情的な表現が日本人の美意識、信仰、「もののあわれ」文化にマッチしていたことを挙げた。

 そして、河南省洛陽市にある白居易の墓前には、日本人が立てた石碑があり、そこには中国語で「日本文化の恩人」、日本語で「後世文学の恩人」と刻まれていることを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)