中国東北部の人気コメ品種、ルーツはみんな日本の品種だった=中国メディア

中国東北部の人気コメ品種、ルーツはみんな日本の品種だった=中国メディア

中国メディアは、中国東北部で長らく栽培されてきたコメの品種はいずれも日本人によって開発されたものであるとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・騰訊網は21日、中国東北部で長らく栽培されてきたコメの品種はいずれも日本人によって開発されたものであるとする記事を掲載した。

 記事は、アヘン戦争後の1845年ごろより清朝政府が収入増を目的として朝鮮半島の農民に中国大陸東北部のコメ栽培を許可したと紹介。しかし、東北部は寒さが厳しく霜が降りない日が短かったため、生産量は低い状態だったとした。

 そして、20世紀に入ると朝鮮半島の移民たちが日本の北海道で栽培されていた「赤毛」という品種を持ち込んだことから、東北部のイネ栽培の歴史は大きく動き出したと説明。寒い北海道の気候に適した「赤毛」により収穫量が大きく増え、さらには日露戦争の勝利によって日本が東北部の権益を掌握すると、田んぼの水利設備や品種改良を少しずつ進めていったと伝えている。

 さらに、南満州鉄道が立ち上げた農作物奨励委員会や、日本の農林省が続々と新品種を開発し、現地の農家による栽培を奨励したことで、優良品種が現地で急速に普及していったとし、「中国の農家は当時科学的な稲作の意識などこれっぽっちもなかったが、日本人が進める科学的な栽培によって彼らも恩恵を受けることになったのだ」と評した。

 記事はまた、日本は中国東北部にてイネだけでなく、葉タバコ、洋綿、甜菜などの新品種を開発したほか、化学肥料や農薬の使用技術を積極的に広めたと紹介。現在中国東北部の人がこよなく愛する黒龍江省五常市産のブランド米「五常大米」も、ルーツをたどると日本の品種にたどり着くのだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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