日中関係を語るうえで、40年に及ぶ日本からの支援も忘れてはいけない 

日中関係を語るうえで、40年に及ぶ日本からの支援も忘れてはいけない 

中国のポータルサイトに「日中両国間に存在する、触れないわけにはいかない40年」とし、日本が長きにわたり中国に行ってきた政府開発援助(ODA)に感謝を示す記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に29日、「日中両国間に存在する、触れないわけにはいかない40年」とし、日本が長きにわたり中国に行ってきた政府開発援助(ODA)に感謝を示す記事が掲載された。

 記事は、2020年は新型コロナウイルスが中国で流行し、その後速やかに世界全体に感染が拡大していったと紹介。中国で最も早い時期に感染が確認されたことから、米国を主とする西側諸国が「武漢ウイルス」という言葉を用い、中国に賠償を求める動きすら見せたとする一方で、「隣国の日本からは、非常に心温まる援助を受けた」と伝えた。

 その上で、日中間には辛い戦争の記憶がある一方で、「すでにおよそ40年に及ぶ蜜月期もあるのだ」と指摘するとともに、この40年間で日本政府がODAにより中国に多額の資金援助を提供してきたのだとしている。

 そして、日本からのODAは改革開放を始めたばかりで貧しかった中国にとっては「清泉が注がれるようなもの」だったとし、無利息による巨額の融資によって北京空港や北京の地下鉄が建設されたと説明。「特に鉄道建設においては、日本の資金や技術の提供がなければ短期間で多くの主要路線を完成させることは難しかった」と評した。

 また、日本からの支援はインフラ建設のみならず、医療や保健の分野にも利用されたと紹介。医療設備が立ち遅れていた中で中日友好医院が建設されるなど医療水準が大きく向上したほか、70〜80年代に中国を悩ませていたポリオについても、90年代にワクチンの大量提供など日本からの協力を得たことで、2000年にポリオ撲滅に至ったとしている。

 記事は、1979年から約40年にわたって日本から計3兆6500万円の資金援助が行われ、これにより中国は貧困や発展の立ち遅れ状態を速やかに脱することができたとした上で「われわれはこれに対して深い感謝を示す」と伝えた。そして、日本について「悲惨な侵略戦争の記憶を忘れてはならない一方で、わが国に対する友好的な行為に対しては、善意と感激を持って報いるべきなのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)