戦時中、ベトナム人はなぜ「やって来た日本人」を歓迎したのか=中国

戦時中、ベトナム人はなぜ「やって来た日本人」を歓迎したのか=中国

中国では、今でもかつての日中戦争で「日本に侵略された」と強い反日感情を持っている人が少なくないが、ベトナムの状況は異なるという。中国メディアは、「なぜベトナム人は侵略のために来たはずの日本を歓迎したのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では、今でもかつての日中戦争で「日本に侵略された」と強い反日感情を持っている人が少なくないが、ベトナムの状況は異なるという。中国メディアの百家号は3日、「なぜベトナム人は侵略のために来たはずの日本を歓迎したのか」と題する記事を掲載した。

 記事によると、その理由は「国情」の一言で表せるという。ベトナムはかつてかなり長期間にわたり中国の属国であり、後にフランスの植民地となり、戦時中は日本がやってきたと説明。こうした歴史的背景を持つ国情ゆえに、侵略者に対する抵抗は他の国と比べると小さかったとしている。

 また、フランスによる支配がひどく、資源を奪略し、現地の人を安い労働力としか見ておらず低賃金で酷使したと主張。その後にやってきた日本は、平和的な進駐であってベトナム人を傷つける意図はないとの「宣伝」に優れており、これを聞いたベトナム人は、これで苦しい目に合わずに済むと思ったので、日本の侵略に対して大きな抵抗はしなかったのだと論じた。

 しかし記事は、実際のところ日本はベトナムから資源を奪い、日本による支配中に深刻な飢餓が発生して多くのベトナム人が亡くなったと主張。救世主だと思った日本人から、ベトナム人はひどい仕打ちを受けることになったと主張した。

 記事の主張からすると、ベトナムでは反仏感情や反日感情が強くなるはずだが、実際にベトナムで最も強いのは反中感情だと言われているのは興味深い点だ。事実、ベトナムではたびたび反中デモが起きており、過去には大規模なデモも起きたことがある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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