大きな潜在力を持つベトナムは「次の韓国」になれるのか=中国

大きな潜在力を持つベトナムは「次の韓国」になれるのか=中国

2020年、世界経済は新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けたが、ベトナムのGDP成長率は前年比2.91%のプラス成長となったという。アジアでプラス成長となったのは中国とベトナムだけの見込みで、ベトナム経済の強さが際立つ形になった。(イメージ写真提供:123RF)

 2020年、世界経済は新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けたが、ベトナムのGDP成長率は前年比2.91%のプラス成長となったという。アジアでプラス成長となったのは中国とベトナムだけの見込みで、ベトナム経済の強さが際立つ形になった。中国メディアの網易はこのほど、「ベトナムは次の韓国になれるのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、ベトナムの経済成長は世界から注目されていると紹介。海外からどんどん投資が集まり、工場が建設されていると伝えた。「ベトナムは韓国に続いて先進国を目指せる国」と見る向きもあると指摘する一方、このまま順調に発展して先進国入りすることはできるのだろうかと問いかけた。

 記事は、「ベトナムの強み」にはどのようなものがあるか分析している。韓国以上の人口を抱えつつ、しかも若年層が多いと強調。また食料資源・鉱物資源に恵まれているなど、ほかの国にはない魅力にあふれていて、海外の投資家がベトナムに目を付けるのは当然の流れであると伝えた。

 それなら、ベトナムは「次の韓国」になれるのだろうか。記事は「短期的には難しい」との見通しを示した。今は若くて安い、豊富な労働力と土地に魅かれて投資家が集まっているが、ローエンドの製造業だけで先進国になった国はなく、このまま工場誘致を続けていけば環境問題も出てくると指摘。整備された工業システムと競争力のある企業がなければ、成長は一時的ですぐに行き詰まるだろうとしている。

 結論としては、ベトナムには韓国を超えられる大きな潜在力があるが、今すぐ先進国になるのは難しい、ということのようだ。そのためか、「中国の台頭によってベトナムは利益を得られる」ので、南シナ海問題において「中国を怒らせるようなことをしない」ようにと釘を刺した。いくら経済成長率で中国を超えたにしても、ベトナムが南シナ海での実効支配を強める中国に反発するのは許さないと言いたいようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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