現代において日本の「職人気質」に触れる意味=中国メディア 

現代において日本の「職人気質」に触れる意味=中国メディア 

中国のポータルサイトに、日本人の職人気質について考察する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に11日、日本人の職人気質について考察する記事が掲載された。

 記事は、日本の職人に対して多くの人が実直でコツコツと物事に取り組むというイメージを抱いており、日本の職人について話が及ぶたびに彼らに敬意の気持ちを持つと紹介。その理由について、素朴で地味ながらも愛すべき人柄であること、そして職人から「十年一日の積み重ね」という「モノづくり」の原点を見ることができるからだとした。

 そして、日本の職人によって体現される「職人気質」は、日本社会を繁栄させた大きな支えになっただけでなく、民族的な精神追求の象徴という意味合いも持っていると伝えた。

 その上で、日本の鍛造文化を例にとって「職人気質」について解説。日本は資源に乏しく、その昔は鋼材が貴重だったため、日本は大陸から伝わった製鋼技術を最も効率の高い技術へと昇華させる必要があったとし、試行錯誤を経て柔らかい鋼と硬い鋼を組み合わせる伝統的な鍛造を誕生させるとともに、単に鋼を叩いて強靭にするという作業から、自然への畏怖や無心といった精神的な部分までを包含した技術へと進化させていったのだと紹介している。

 記事は、利益の最大化が求められる現代において、作業効率の向上、生産コストの低減が多くの人の関心事になっている一方で、「モノづくり」の初心を守り、自己鍛錬の末に完成する作品はしばしば軽視されていると指摘。「職人気質」とは、金銭や時間の制約によって自らの意思を曲げたり妥協したりすることなく、いついかなる時でも「自分が納得いく仕事」をし、全身全霊をかけてモノづくりに励むことなのだとし、それはまさに「切磋琢磨」という言葉そのものなのであると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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