中国人が日本の「匠の精神」を敬服してやまない理由=中国

中国人が日本の「匠の精神」を敬服してやまない理由=中国

近年、中国で高く評価されるようになった日本の「匠の精神」。なぜ多くの中国人が「匠の精神」に敬服するのだろうか。中国メディアは、その理由について分析する記事を掲載した。理由を知ると日本を尊重しないわけにはいかなくなるという。(イメージ写真提供:123RF)

 近年、中国で高く評価されるようになった日本の「匠の精神」。なぜ多くの中国人が「匠の精神」に敬服するのだろうか。中国メディアの快資訊は9日、その理由について分析する記事を掲載した。理由を知ると日本を尊重しないわけにはいかなくなるという。

 記事はまず、日本の匠の精神の例として、著名な寺院の神社仏閣を紹介。頑なに伝統的な工法にこだわり、優れた技術を持った「世界レベルの匠」でありながら、その技術を金儲けの道具にしようとはしていないと主張した。金銭が何より優先される社会で、「どれだけの人がこのような生き方ができるだろうか」と述べ、その匠の精神を称賛している。これは、拝金主義が横行している中国の現状への皮肉も込められているのだろう。

 また、別の例として「日本刀」を挙げた。「殺人の道具を芸術作品の域にまで高めたのは恐らく日本人くらいだ」と感心。現在でも有名な刀匠によって作られた日本刀は高額で取引されており、なかなか手に入らないと紹介した。

 ほかにも、日本には昔ながらの工法による手作りの工芸品などが多く残っているが、なぜ工業化して大量生産し、より多くの利益を得ようとしないのだろうか。その理由について記事は、「日本人は自然への感謝の心」を持っているからだと分析。技術を後世へ伝えることが職人の務めであり、金銭や名誉は職人が追求することではないと考えているのだと考察した。

 このような「匠の精神」は、何よりも経済的な利益を追求する現在の中国ではほとんど見られなくなったと言えるだろう。自分たちにはないものだからこそ、日本の「匠の精神」を称賛し、感服しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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