日本の「職人気質」、実は「仕方なく発展」したものだった 

日本の「職人気質」、実は「仕方なく発展」したものだった 

中国のポータルサイトに「日本の職人気質は、実はやむなく発展したものだった」とする文章が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に15日、「日本の職人気質は、実はやむなく発展したものだった」とする文章が掲載された。

 記事は、これまで中国や世界でしばしば「すばらしいもの」として取りざたされてきた日本の「職人気質」について、「冷静に分析をしてみると、その美しい見た目の中には冷酷な現実が存在するのだ」と伝えた。

 そして、日本は明治維新前の江戸時代において、徳川幕府が統治を円滑に進めるために士農工商の厳しい身分制度を導入したと紹介。260年続いた江戸時代の身分制度は人びとの階級をほぼ固定化させ、明治維新以降、そして現代に至るまでもその影響から抜け出せていないのだとした。

 また、「臣民社会」が長く続いたことで民衆が現状に甘んじる傾向も強くなり、仕事においても新たな物を生み出すことなく、同じことをひたすら繰り返す性質を帯びるようになったと分析。「日本の職人気質とは、何世代にもわたり同じ分野で同じ仕事を繰り返し、イノベーションを起こすことなく既存技術の細かい部分の工夫ばかりをしてきた結果なのだ」と主張した。

 記事はさらに、現代の日本における「職人気質」について「実のところ、セルフプロモーションの一種に過ぎない。必要以上のサービスによって価値を吊り上げ、それに見合ったストーリーを後付けする手法なのである」と分析。「職人気質自体に問題はない。問題があるのは『日本の職人気質』なのである」との見解を示した。

 日本の職人気質が中国のネットやメディアによって賞賛されるようになってからすでに久しいが、ここ1、2年の間にその風向きは変わりつつある。日本の大手メーカーに品質データ改ざんなどの不正が相次いで発覚したり、製品の欠陥が見つかったりといった問題が頻発したことが大きな要因だろう。また、どんどん新しい技術が生まれる中で中国の人びとが「効率と質の両立」を求めるようになったことも背景にありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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