中国への先進技術流出を懸念する前に、日本がやるべきことは「反省」だ

中国への先進技術流出を懸念する前に、日本がやるべきことは「反省」だ

中国のポータルサイトに、日本の研究人材が中国に流れることで日本の重要技術も流出するとの懸念が広がっていることに対し「日本は考え過ぎだ」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に26日、日本の研究人材が中国に流れることで日本の重要技術も流出するとの懸念が広がっていることに対し「日本は考え過ぎだ」とする記事が掲載された。

 記事は、日本のメディアが近ごろ盛んに「日本の研究者が中国に引き抜かれている」、「日本の先進技術が中国に流出する」などと報じていると紹介。一方で、日本の専門家からは「今や中国は非常に高い技術力を身に着けた分野を持っており、日本からの技術の流出という点は考えているほど深刻ではない」との見方も出ているとし、「簡単に言えば中国はもはやかつての中国ではなく、日本もかつての日本でない。先進技術が中国に流れるというのは、日本がいささか考え過ぎだということだ」と伝えた。

 そして、日本の懸念は「盲目的な自信過剰という側面が否めない」と主張。日本の発展はこの20年ほどでほぼ停滞してる一方で、中国は全世界が目を見張るほどの勢いで成長し、日本を抜いて世界第2位、アジアで1位の経済大国になったとしたほか、宇宙や軍事分野をはじめとする各種技術や商業分野においても目覚ましい発展を遂げており、今では日本が多くの分野において中国製品に依存し始めていると論じた。

 その上で、日本の研究人材が大量に中国にわたる現象を引き起こした原因は日本自身にあるとし、日本政府が研究者に対する合理的な措置を講じないことで、日本国内において研究人材の就職難、競争の激化、待遇の悪さを生んでいることがそもそもの問題であると主張。「日本がこの現状を変えたいのであれば、他人うんぬんではなくまずは自分の反省をしなければならないのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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