日本は「技術的には核兵器製造が可能かもしれない。だが心配は不要だ」=中国

日本は「技術的には核兵器製造が可能かもしれない。だが心配は不要だ」=中国

内閣府によると、2019年末の時点で日本は約45.5トンのプルトニウムを保有していた。プルトニウムは核兵器に転用できるため、大量のプルトニウムを保有している日本は核兵器を製造するつもりなのではないかとの疑念を持つ中国人もいるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 内閣府によると、2019年末の時点で日本は約45.5トンのプルトニウムを保有していた。プルトニウムは核兵器に転用できるため、大量のプルトニウムを保有している日本は核兵器を製造するつもりなのではないかとの疑念を持つ中国人もいるようだ。しかし、中国メディアの網易はこのほど、その懸念は不要だとする記事を掲載した。

 中国では、日本は高い技術力があるのでプルトニウムさえあればすぐにでも核兵器を製造できると信じている人は多い。そのため、2016年3月に日本が331トンものプルトニウムと高濃縮ウランを米国へ輸送した際には「米国が日本の核兵器製造を阻止した」との見方が広がったようだ。しかし記事は、その可能性を全面的に否定している。

そ の理由として記事は、日本は発電に使うためにプルトニウムを保有していると説明した。実際、日本は高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉を決定したとはいえ、今でも高速炉計画によってプルトニウムの再利用を目指している。

 また、日本国民は「核アレルギー」があるので、核兵器製造はあり得ないことだと分析した。世界で唯一の被爆国である日本は、核兵器に対する恐怖心が強く、国民感情として保有を許さず、日本政府も「非核三原則」を打ち出して厳格な制限を設けていると記事は指摘した。

 中国では確かに「日本は技術的には核兵器製造が可能だ」などとよく言われるが、記事の指摘以外にも、核弾頭の保有は平和憲法に違反することであり、そもそも米国が核の保有を許可するとは思えず、やはり核兵器製造に関する中国人の心配は杞憂に過ぎないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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