中国人にとっての「先祖代々の宝」を発展させたのは日本だった

中国人にとっての「先祖代々の宝」を発展させたのは日本だった

日本ではドラッグストアに行けば様々な漢方薬が売られていて、病院でも漢方が処方されるケースも少なくない。日本人にとって漢方薬は身近な存在だと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

 日本ではドラッグストアに行けば様々な漢方薬が売られていて、病院でも漢方が処方されるケースも少なくない。日本人にとって漢方薬は身近な存在だと言えるだろう。漢方薬はもともと中国を起源としており、その後日本に伝わって独自の発展を遂げたものだが、中国では中国医学に基づき処方する「中医薬」は日本ほど身近ではないようだ。

 中国起源の漢方薬がなぜ日本ではこれほど普及したのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、この理由について分析する動画を配信した。4つの理由が考えられるとしている。

 記事が挙げた1つ目の理由は「政府の支持があった」ことだ。漢方薬も保険の適用範囲であるほか、日本は漢方薬の教育にも力を入れていると紹介した。全国80の大学医学部で漢方教育が行われているほどだと指摘している。2つ目は「企業によるイノベーション」で、漢方薬を顆粒剤や錠剤、内服液の形にして便利で飲みやすくしたと伝えた。この点で中国は、いまだに伝統的な煮る方式だという。

 3つ目は「厳格な品質管理」を行っていることだ。日本では漢方薬の生産に関して品質管理が法律で定められており、原材料についても明確な基準があって高い品質を確保しているという。4つ目は「きちんと伝承している」ことで、日本には漢方薬に関する書物が非常に多く伝わっており、新たな書籍も多く出版していると伝えた。このほか、台湾や香港の中医薬に関する最新情報に注目しているそうだ。

 この動画を見た中国のネットユーザーから「中国は経済重視であり、中医は全然儲からないから重視されないのだ」と問題点を指摘するコメントが寄せられた。また、「わが国の医療改革の任務は重く、その道は遠い。先祖代々の宝を消失させてはならない」と危機感を示す意見もあった。

 しかし、「漢方が日本で発展して良かったと思う」、「中国医学を学びたければ日本に行けば良いということだな」、「日本に行って漢方医に見てもらえば良いさ」など、中国国内での伝承や発展をあきらめるようなコメントも少なくなかった。日本の漢方薬は中国でもすでに高い人気で、訪日中国人の爆買いの対象ともなっていたほどだ。今後も中国では日本の漢方薬が重宝され続けることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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