東京五輪、アスリート感染対策で見えた「3つの穴」をどう埋めるのか?

東京五輪、アスリート感染対策で見えた「3つの穴」をどう埋めるのか?

中国メディアは、東京五輪・パラリンピック組織委員会が定める選手、コーチらの新型コロナ対策について、「とても大きな防疫上の穴に直面することになる」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・新華社は25日、東京五輪・パラリンピック組織委員会が定める選手、コーチらの新型コロナ対策について、「とても大きな防疫上の穴に直面することになる」と報じた。

 記事は、同委員会が発表予定の新たな五輪・パラリンピック感染対策マニュアルの内容について、海外から日本にやってくる選手や関係者に対し、出国前96時間以内に2回の新型コロナ検査を求め、いったん許可が認められれば隔離措置を必要としない方針が打ち出される見込みだと伝えた。

 また、選手や関係者は日本入国後に毎日1回新型コロナ検査を受けることが求められる予定で、昨年12月に発表されたマニュアルの「4〜5日に1回」に比べて検査頻度が大幅に高まる一方で、入国後の活動範囲が選手村、試合会場、トレーニング会場に限定される場合にはすぐにトレーニングや試合に参加できることが盛り込まれると紹介している。

 その上で「しかし、厳重に見える感染対策には大きな穴が存在する」として3つの問題点を指摘。まず、世界各国・地域の感染状況に差がある上、それぞれの感染対策措置、技術にも大きな格差が存在することから、出発前の検査証明の有効性、真実性を確保することが難しい点を挙げた。

 次に、同委員会と国際五輪委員会(IOC)は選手に対して「試合5日前以内の入国」を求めているものの、5日間では選手が感染したか否かを確認することができないとした。そして、短期間で1万人を超える選手、さらに多くのメディア関係者やスタッフが入国する状況に、日本の検査能力が追いつくのかがなおも不透明だと伝えている。

 東京五輪・パラが終われば、その半年後には北京での冬季五輪・パラが待っている。現時点で来年初めに世界的な感染が収束しているという予測を立てることは難しい状況であり、事の進展によっては北京冬季五輪・パラの開催も危ぶまれることになる。北京の大会関係者は東京が「どうやるのか」に注視するとともに、大会が大きな混乱なく無事に終了することを願っていることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)

×