半導体で遅れを取る中国、圧倒的な存在感を示す日本=中国メディア

半導体で遅れを取る中国、圧倒的な存在感を示す日本=中国メディア

中国では、第5世代移動通信システム(5G)の普及やコロナ禍の影響で、スマートフォンやパソコンの需要が大幅に伸びているが、米国による半導体チップの供給停止も受けて厳しい状況だという。(イメージ写真提供:123RF)

 アフターコロナでいち早く経済を立て直した中国だが、半導体チップの供給不足が響き、自動車や携帯電話などの生産に影響が出ているようだ。中国では、第5世代移動通信システム(5G)の普及やコロナ禍の影響で、スマートフォンやパソコンの需要が大幅に伸びているが、米国による半導体チップの供給停止も受けて厳しい状況だという。中国メディアの百家号は2日、「半導体チップの分野で遅れをとっている中国に対し、日本は圧倒的な存在感を示している」と論じた記事を掲載した。

 今やあらゆる製品に半導体チップが使用されており、その重要性は言うまでもない。中国も自国での生産を目指しているようだが、設計はできるものの製造となると2つの大きな問題があるという。記事は、大きな問題の1つが高品質の「ステッパー」という装置が中国には作れないことだと強調。半導体製造に欠かせない装置だが中国はすべて輸入頼みで、今ではその輸入ができなくなっているという。

 もう1つの難問は半導体チップの製造に必要な「材料」の分野で、この分野では日本が圧倒的な強さを誇っていると指摘した。日本は19種類の材料のうち「14種類で世界一」だと強さを強調している。特に高純度フッ化水素、フォトレジスト(感光材)、フッ素化ポリイミドの3つは断トツの首位で、中国も猛追しているもののまだ追いつけないと認めた。

 日本が半導体分野でこれほど強くなったのはなぜだろうか。記事は「日本は材料と設備の重要性を理解していた」と、時代を先読みしていたことを称賛した。そのため、先を見越して研究開発に投資することができたのだという。記事は「だからこそ日本は国内総生産で世界有数の規模なのであり、半導体でも材料でリードして儲けることができるのだ」と感心している。

 中国も国内生産を目指しているようだが、ハイエンド分野なだけに一朝一夕にはいかないだろう。目先のことだけでなく、長い目で見るというのは、多くの中国企業が苦手とすることであり、この点で日本から学ぶことは大きいようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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