中国企業にできないことをやっている! 日本が「製造強国」であるのは当然だった

中国企業にできないことをやっている! 日本が「製造強国」であるのは当然だった

近年、中国経済は大きく発展し、国内総生産(GDP)はすでに日本を大きく超えている。今も「世界の工場」として中国は多種多様の製品を世界中に供給しているが、それでも「製造大国」であって「製造強国」ではないという見方が一般的だ。(イメージ写真提供:123RF)

 近年、中国経済は大きく発展し、国内総生産(GDP)はすでに日本を大きく超えている。今も「世界の工場」として中国は多種多様の製品を世界中に供給しているが、それでも「製造大国」であって「製造強国」ではないという見方が一般的だ。一方の日本は名実ともに「製造強国」と言えるが、中国メディアの騰訊はこのほど、日本の製造業が強い理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、日本の製造業の強さの秘訣は「1つのことに専念する」ことだと分析した。少し成功するとすぐに不動産や金融に手を出す中国企業とは違うと指摘し、「中国企業は利益に目が眩んで多角化を行うなど、早急な成功を求めすぎだ」と中国企業の姿勢を批判した。

 また、「研究開発のために時間とお金を惜しまない」ことも重要だと指摘した。例えば、トヨタは1990年代から乗用車用の燃料電池の開発を始め、一般向けに発売を開始したのは2014年だと紹介した。「中国には20年以上もかけて研究開発するような企業はない」と違いを強調している。

 さらに、時代遅れの産業にはきっぱりと見切りをつけ、新たな分野に転換する長期的な展望を持っていることや、多くの企業が豊富な自己資金を持っていることも中国とは違うと指摘した。中国では資金を集めるだけ集めてすぐに経営が立ち行かなくなるケースが少なくなく、一時期ブームとなったシェア自転車はその典型だと伝えた。

 とはいえ、日本の製造強国としての地位も将来的には危ういと記事は主張している。その主な理由は「高齢化」で、国の負担が大きくなっているため中国のように政府が企業を助けることができなくなっているほか、研究開発にかける資金が減っていると説明している。

 中国には「巧婦難為無米之炊」という言葉がある。賢い女性でも米がなければご飯は炊けないという意味だが、この点で中国には「米」に相当する豊富な資金があるので、いずれ中国は日本を超えて製造強国になるとの希望的観測で記事を結んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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