日本の元勲、伊藤博文が中国の愛国者に示す「真の愛国」とは?

日本の元勲、伊藤博文が中国の愛国者に示す「真の愛国」とは?

中国のポータルサイトに「真の愛国者は国民を窮地に立たせない」として、攘夷論者から日本の近代化の旗頭へと変革し、日本初の内閣総理大臣を務めた伊藤博文について紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・網易に24日、「真の愛国者は国民を窮地に立たせない」として、攘夷論者から日本の近代化の旗頭へと変革し、日本初の内閣総理大臣を務めた伊藤博文について紹介する記事が掲載された。

 記事は、伊藤博文について日本初の総理大臣で、日本の近代化に大きく貢献した人物であると紹介する一方で、信じられないことに若かりし頃は過激な愛国者、すなわち「憤青」だったのだと伝えた。

 そして、伊藤が1841年に長州藩で生まれ、17歳で攘夷論者である吉田松蔭の松下村塾に入って学び、吉田が幕府によって投獄され死亡すると、尊皇攘夷を掲げて活動に従事するようになったと説明。活動はことごとく失敗し、窮地に追いやられつつあった中、幸いにも1863年に長州藩の命令で英国留学の機会を得て、西洋資本主義国の文明を目の当たりにし、思想が大きく変化したと紹介している。

 その上で、単に民族の独立を保つための過激で盲目的な攘夷は得策ではなく、国を開いて西洋から学んでこそ、日本は明るい道を進むことができると悟った伊藤は爾後「開国進取」の先駆者、促進者となって明治維新運動に積極的に関与し、日本の近代化の過程で不朽の功績を残すに至ったのだと伝えた。
 
 記事は伊藤の足跡について「暴力的な『愛国賊』から理性的な愛国者へと変貌した典型例」であると評価した上で、「もし、一つの国のなかで感情のままに行動する『憤青』が多くなり、理性的な思考を持つ愛国者が駆逐されるようなことがあれば、その国の未来は憂慮すべきものになる」とし、向こう見ずな「愛国心」に対する警鐘を鳴らした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)

×