明治維新が成功し、洋務運動の失敗したのは「当然のこと」だった=中国

明治維新が成功し、洋務運動の失敗したのは「当然のこと」だった=中国

日本は明治維新以降、急速な近代化を進めたが、清でも同じころに洋務運動が行われ、やはり近代化を進めようとしていた。しかし、明治維新が成功したのに対し、洋務運動は失敗に終わった。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は明治維新以降、急速な近代化を進めたが、清でも同じころに洋務運動が行われ、やはり近代化を進めようとしていた。しかし、明治維新が成功したのに対し、洋務運動は失敗に終わった。なぜこのような違いが出たのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、この理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、明治維新と洋務運動との間には共通点も多かったと指摘した。始まりは洋務運動の方がわずかに早かったがほぼ同時期で、いずれも他国からの圧力が出発点となっており、軍事面での西洋化から始まり、西洋の文化や文明を導入する点では同じだったという。また、西洋の方法は取り入れても自国の精神や伝統は守るという点でも似ていたとしている。

 では、多くの共通点がありながら、明治維新は成功したのに洋務運動が失敗に終わったのはなぜだろうか。記事は、両者に見られた違いに注目した。その1つが「改革に対する姿勢」だ。日本は積極的だったのに対し、清はあくまで受動的だったと分析している。日本の場合、外国との戦争を避けるため「妥協的な外交」をしたが、これにより清と違って戦争による被害を免れたので、近代化が進んだという。

 2つ目に、「軍事工業が民間企業の成長を促進したこと」が明治維新の大きな特徴だと指摘した。この点で清は軍の近代化による益が民間にまで及ばなかったそうだ。3つ目として、明治維新では「全面的に西洋の制度を導入した」のに対し、洋務運動では「部分的な導入にとどまった」ことも異なると分析した。

 4つ目は、日本は改革派が政権を取ったことで全面的な改革が進んだのに対し、清では改革派には権力がなかったことも大きな違いだと論じた。5つ目の違いは「政府の民間に対する支持」で、日本は政府が新たな企業を創設するだけでなく、民間に対しても創業を促したという。これは、秩禄処分で禄を失った華士族が、政府からの金禄公債を投資したことが大きいと主張している。記事は、日本と清にはこのような違いがあったので、洋務運動の失敗は当然の結果だったと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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