日本の「強いところ」を見てみろ・・・楽観などできるわけない=中国

日本の「強いところ」を見てみろ・・・楽観などできるわけない=中国

すっかり豊かになり、世界第2位の経済大国となった中国。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が落ち込むなかでも中国はプラス成長を達成した。中国国内には、愛国と自賛のムードが漂っている。(イメージ写真提供:123RF)

 すっかり豊かになり、世界第2位の経済大国となった中国。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が落ち込むなかでも中国はプラス成長を達成した。中国国内には、愛国と自賛のムードが漂っているが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、自国に漂う浮ついた雰囲気を戒めつつ、「日本経済を警戒するように」と促す動画を配信した。

 動画はまず、日本経済について国内総生産(GDP)で中国に追い越されたとはいえ「今でも大国だ」と指摘した。かつて米メディアも、「米国の脅威はソ連軍より日本経済だ」と警戒したことがあるほどだと指摘した。

 では、日本経済はどれほど強いのだろうか。動画では日本が海外に持つ資産である「対外資産残高」は2020年末の時点で1146兆1260億円と、日本のGDPの2倍以上もあって、一人当たりのGDPは中国の約4倍だと紹介した。

 そのため動画では「日本の弱いところではなく、強いところを見る」ように勧めている。中国にも日本を超えたと言われる分野があるが、それはごく一部だ。日本は将来性のある分野、例えばハイエンド製造業や再生可能エネルギー・新エネルギー、新材料などがおしなべて強く、中国が見くびって安心している資源も海底からレアアースが見つかるなど実は豊富で、「日本を追い越したければ全面的に日本を超えないと意味がない」と危機感を持つように促した。

 日本を見くびってはいけないと訴えた、この動画には多くの視聴者から共感のコメントが寄せられている。「日本の家電も自動車も、中国では有名だが、中国の家電や自動車が日本でどれだけ売れているだろうか」など日本の強さを認めるコメントがあったほか、愛国主義をあおる「憤青」と呼ばれる人々のせいで「多くの中国人が中国は良くなったと満足するようになってしまった。満足してしまったら、そこで成長はストップする」と不安を示す人もいた。中国に限らず、他国の良さが見えなくなり、自分の国が一番だと思い込むのは危険なことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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