香港の若者たちが日本や韓国の文化に「熱中」する理由=中国

香港の若者たちが日本や韓国の文化に「熱中」する理由=中国

台湾では親日感情を抱き、日本の現代文化を好む若者のことを「哈日族」というが、これは台湾だけではなく、香港でも見られる現象だ。近年では韓流ブームもあって香港では韓国文化を好む「哈韓族」も少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

 台湾では親日感情を抱き、日本の現代文化を好む若者のことを「哈日族」というが、これは台湾だけではなく、香港でも見られる現象だ。近年では韓流ブームもあって香港では韓国文化を好む「哈韓族」も少なくない。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「なぜ香港人は日本や韓国の文化を好み、熱中するのか」と問いかけ、この理由について分析する動画を配信した。「アイデンティティ」と関係があるとしている。

 動画の配信者は「哈日族」の香港の若者で、「哈韓族」の友人らと共に、香港人が日韓の文化を好む理由について語り合っている。配信者によると、香港人は外国文化を好む傾向が強いが、これは「香港人としてのアイデンティティが低い」ことが大きく関係しているという。

 1997年に香港が中国に返還されてから、香港の学校で使われている教科書では「中国人」だと教えられてはいるという。だが、香港の学校では「中国人」ということを特別に強調してはいなかったそうだ。このような背景のもと、自分のアイデンティティが確立できない香港人の若者は多いようだ。

 続けて動画の配信者らは、自らの文化に対する自信や誇りを持てないなかで、日本や韓国などの外国文化の良い面に触れると、非常に好ましいものに見えると分析し、こうした反応は「帰属感」を求める感覚と似ているとしている。しかし、好ましく思えた日韓の文化も、深く知ってみるとそれほど良いものではないことが分かるので、表面的な感覚だけではなく、正しい知識を得たうえで好きになるかどうかを判断すべきだと主張している。

 この動画に対し、中国のネットユーザーから「日韓はアジアの先進国なのだから、好きになってもおかしくはない」、「中国人だって韓国が好きな人は多いからね。アイデンティティとは関係ないと思うよ」など、理解を示すコメントが寄せられた。また、「これは(香港の)教育に問題がある」と問題点を指摘する意見や、「中国人からすると、香港人も台湾人もよそ者という感じがする。同じ中華文化に属するのに、考え方や生活様式がまるで違う」との感想を述べる人もいた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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