高い技術を持つ日本が米国からイージス艦を買わざるを得ない理由=中国

高い技術を持つ日本が米国からイージス艦を買わざるを得ない理由=中国

日本は現在、最強の盾ともいわれるイージス艦を8隻保有しているが、陸上に配備する防衛システム「イージス・アショア」の配備断念により、代替案としてイージス艦をさらに増やす計画だ。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は現在、最強の盾ともいわれるイージス艦を8隻保有しているが、陸上に配備する防衛システム「イージス・アショア」の配備断念により、代替案としてイージス艦をさらに増やす計画だ。その費用はイージス・アショアよりも高額になると言われているが、中国メディアの百家号はこのほど、「なぜ日本は技術力があるのに米国からイージス艦を購入しなければならないのか」と問いかけ、この理由を分析する記事を掲載した。「いびつな防衛産業」のためだと主張している。

 記事によると、中国人の多くが日本の武器技術レベルは非常に高いとのイメージを持っているという。90式戦車はかつて世界で最も高額で先進的な戦車と言われていたほか、対潜潜水艦技術と掃海能力は世界トップレベルで、電子技術やレーダー設備も先進的だからだと説明した。

 では、なぜイージス艦は自主開発せずに米国から購入するのだろうか。記事は、「日本の軍事力や軍事工業は独立性に欠けているため」と分析した。これは、米国のコントロール下にあるためで、日本の防衛力は実質上、米軍の延長上にあるようなものだとしている。「聞こえは悪いが、米軍の雑役を担っている」のが現状であり、海上自衛隊は「米第7艦隊の対潜水艦及び掃海部隊」と言われていると主張した。

 続けて記事は、日本は防衛産業において独立性を保つことができず、これまで日本は長期にわたって実質的に武器輸出が禁止されていたと指摘した。日本が開発する武器は生産数が少なくてコストが非常に高く、資金不足のため防衛産業が発展しなかったという。

 こうした状況が長く続いたので日本は軍事技術と関係する人材が不足していると記事は分析した。一部の部品などでは進んだ民用の技術を使用しており、優れた技術を持っているものの、全体的に発展できないのが現状だとしている。記事はこれを「いびつな発展」だとし、このためイージス艦のようなシステムが作れないと結論した。

 中国は近年、海軍力を強化しており、「中国版イージス」と呼ばれる駆逐艦を多く建造しているので、記事からは自前でイージス艦を建造できない日本に対する優越感が伝わってくる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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