1906年に日本人が建てた建築物は今でも「現役」、ちょっとしたミステリーも=中国

1906年に日本人が建てた建築物は今でも「現役」、ちょっとしたミステリーも=中国

旧満州の中国東北部には、今でも日本統治時代の建築物が少なからず残っており、その多くが文物保護単位(日本の指定文化財に相当)に指定されている。(イメージ写真提供:123RF)

 旧満州の中国東北部には、今でも日本統治時代の建築物が少なからず残っており、その多くが文物保護単位(日本の指定文化財に相当)に指定されている。中国メディアの百家号はこのほど、遼寧省瀋陽市にある日本統治時代の建築物について紹介する記事を掲載した。いまだに解けない「謎」があるという。

 記事が紹介したのは、瀋陽市にある旧「七福屋百貨店」だ。1906年に日本人によって建設された鉄筋コンクリート造りのこの建物は、当時最大の百貨店だったという。ちょうど三角形の地形に建てられているので建物も三角形で、1934年に1度建て替えられたそうだ。建物の外観は装飾が凝っており、重厚で安定感があると紹介している。

 記事によると、七福屋百貨店は戦後、工業展覧館や遼寧軽工商店、薬局、百貨店として使用され、現在ではホテルとして使用しているという。そして、2013年に瀋陽市レベルの文物保護単位に指定されたと伝えた。

 では、この建物の何が「謎」なのだろうか。それは「階数」だという。現在、地上部分が6階建てのこの建物は、多くの資料によると6階部分は戦後に増築されたと思われるという。しかし、一部のネットユーザーや文化財愛好家からは、1934年に建て替えた時に6階建てになったとの意見が出ているそうだ。さらには、もともと6階建てだったのを1934年の建て替え時に5階建てにしたが、戦後に6階部分を加えてもとに戻したとの意見もあり、ちょっとしたミステリー扱いになっているそうだ。

 この「ミステリー」は今でも解明されていないようだが、日中戦争前に日本人が建築した建物が現在でも使用されているというのはすごいことではないだろうか。これは当時の日本の建築技術がそれだけ優れていて、堅固な造りだったからこそと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(写真は、日本統治時代の建物の1つである瀋陽市総工会ビル。記事の旧七福屋百貨店ではありません。イメージ写真提供:123RF)

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